毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくBWV98は、ザームエル・ローディガストのコラール「神なしたもう御業こそいと善けれ」もとづく、3つの同名カンタータ(BWV98、BWV99、BWV100)のうちのひとつで、その第1作のBWV99に続く第2作(1726年11月10日の三位一体節後第21日曜日初演)です。コラール合唱ではじまりますが、終曲の第5曲は、よくある4声体のコラールではなく、バスのアリア。このアリアの「テキスト第1行は、Ch.カイマンの有名なコラールからの引用で、旋律も、同コラールの変形とみられ」(『バッハ事典』)、歌詞、楽曲、構成ともに、バッハの多様性への試みがうかがえます。演奏は、コープマンたちによるものです。

CD : CC 72218(Challenge Classics)

CC 72218

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