毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




教会暦もおわり近くなってきて(2009年は11月29日から待降節)、教会暦にあわせてきいているカンタータも、三位一体節後第23日曜日と第24日曜日を残すだけとなりました。これからきくのは、今日の三位一体節後第23日曜日のためのカンタータ、「偽りの世よ、われは汝に頼まじ」。このBWV52は、ソプラノ独唱によるカンタータで、合唱は終曲(第6曲)のコラールのみです。

ホルンの響きが牧歌的な雰囲気を醸しだす第1曲のシンフォニアは、BWV1046a(ヴィオリーノ・ピッコロを含まないブランデンブルク協奏曲第1番の異稿)の第1楽章の転用。王侯の狩を連想させるこのシンフォニアは、滅ぶ運命にある虚飾に満ちた世(偽りの世)を象徴しているのかもしれません。演奏は、ひさしぶりに鈴木雅明たちのものを選びました。

CD : BIS-SACD-1631(BIS Records)

BIS-SACD-1631

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「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」は、偽作の疑いのあるモテット。また、独立したモテットではなく、「カンタータの一部とする説もある」(『バッハ事典』)とのこと。このBWV230を、重唱によるスコラーズ・バロック・アンサンブルの演奏できくことにします。

CD : 8.553823(NAXOS)

8.553823

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エレナ・バルシャイ(オルガン)できいている単一鍵盤楽器のための協奏曲。これからきくのは、ヴィヴァルディの作品3第10番を編曲したBWV1065です。いうまでもなく、このBWV1065は、バッハがヴィヴァルディの原曲を4台のチェンバロのための協奏曲に編曲したものですが、バルシャイはさらに、オルガンのために編曲して演奏しています。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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これからきくバッハは、一昨日、昨日に続き、エレナ・バルシャイ(オルガン)による協奏曲です。このBWV594は、ヴィヴァルディの作品7第11番をオルガンのために編曲したもので、「当時流布していた手稿譜に基づいて行われ、原曲の出版譜とはかなりの相違を示」(『バッハ事典』)しています。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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今日のバッハは、一昨日に続き、エレナ・バルシャイ(オルガン)による協奏曲。これからきくBWV596の原曲は、ヴィヴァルディの作品3第11番で、バッハはこれをオルガン独奏のための協奏曲に編曲しました。なお、「自筆譜には、『W.F.バッハ』という作曲者名がある(ヴィルヘルム・フリーデマンが故意に書き込んだもの)ため、かつては長男の作とされて」(『バッハ事典』)いました。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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いつ雨が降りだしておおかしくない、と、そんな天気の京都。しばらくは雨もようのようで、晴天はのぞめそうにもなさそうです。さて、今日のバッハは「4声のコラール」。いつものマットたちの歌唱で、「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」をきくことにします。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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エレナ・バルシャイ(オルガン)による「J.S.Bach: 12 Organ Concertos after Vivaldi」、1枚目をききおわり、今日から2枚目です。2枚目の最初の協奏曲は、BWV595とBWV984を組みあわせたものなので、これは「小川のせせらぎ」できくことにし、2曲目のBWV980からきいていくことにしました。これからきくBWV980は、ヴィヴァルディの作品4第1番を、クラヴィーアのために編曲したものです。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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日曜日のバッハは恒例のカンタータ。いまからきくのは三位一体節後第22日曜日のための「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」です。このBWV55はテノールのためのカンタータで、合唱は第5曲(終曲)のコラールのみ。いつもカンタータは、コープマン、ガーディナー、鈴木雅明できいていますが、今日はちょっと変化をつけて、ジェフリー・トーマスによる歌い振り、アメリカン・バロック・ソロイスツによるものを選びました。

BWV55は、「音楽的な密度が高く、テノールの張りつめた音色がみごとに用いられているため」(『バッハ事典』)、トーマスもそうですが、「エヴァンゲリスト歌手たちの絶好のレパートリーとなって」(『同』)います。ちなみに、このCDにはBWV55のほか、BWV54、BWV82、BWV51と、ソプラノ(ジュリアン・ベアード)、アルト(ドリュー・ミンター)、バス(ウィリアム・シャープ)の、有名なソロ・カンタータも収録されています。

CD : 3-7138-2H1(KOCH)

3-7138-2H1

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今日のバッハは昨日に続き、エレナ・バルシャイ(オルガン)による協奏曲。これからきくBWV973は、ヴィヴァルディの作品7第2集第2番を、クラヴィーアのために編曲したものです。バルシャイのオルガン演奏は、第2楽章の敬虔な雰囲気を、とてもひきたてています。それにしても今日はとてもよい天気で、このBWV973の第1楽章や第3楽章にぴったり。とても立冬とは思えない暖かさで、どこかにでかけたくなるような気候です。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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後刻か後日にといって、そのままになっていたYouTube - Broadcast Yourselfの動画の感想。バッハ以外の曲を、演奏家中心にいろいろ楽しみましたが、そのなかで気になったのが、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキー Philippe Jaroussky (EMI Classics - Philippe Jaroussky - Biography)です。

カウンターテナー好きということもあって、ジャルスキーについては、デビュー後、早い時期から知っていましたが、気になったのは、「Philippe Jaroussky」とか「Jaroussky」で検索すると、動画がざくざく(もっとも同一のものも多々)というほど人気が高いこと。まだ、デビューして10年なのに。

そんな多数の動画のなかで、「Philippe Jaroussky」での検索トップにある「Philippe Jaroussky - Vivaldi aria」は、ヴィヴァルディのオペラ「ジュスティーノ(ユスティヌス) Il Giustino」からのアリア。すなわち、ビサンチン帝国皇帝アナスタジオのアリア「この喜びをもって会おう Vedrò con mio diletto」です。

このアリアはいろいろなコンサートなどで歌っているのでしょう、驚くことに4種類の動画がアップロードされています。声域的にもあうということもあるのでしょうが、「この喜びをもって会おう」は、ジャルスキーの、いわゆる「手荷物アリア arie di bagaglio 」といったところです。

以下に、4種の「この喜びをもって会おう」を撮影順に並べてみました。ただし、日付はまちがっているかもしれません。なお、「Philippe Jaroussky, Vivaldi, Vedro con mio diletto」は、オフィシャルな撮影ではないようで、画も音もいまいちです。

オーケストラは、すべてスピノジ指揮のアンサンブル・マテウスですが、ジャルスキーの歌唱、どれをきいても、艶のある美声で、ほぼ技巧的にも、芸術的にも完成されていて、すばらしいものだと思います。人気の一因には、若くてイケメンということもあるでしょうが、この歌唱ならば、人気もとうぜんでしょう。

ところで、ジャルスキーでヴィヴァルディの声楽作品、とりわけオペラをききはじたかたには、ぜひほかの演奏でもきいてほしいと思います。たとえば、イタリアの歌手ソニア・プリナ(Sonia Prina - Official Website)、アントニーニ指揮、イル・ジャルディーノ・アルモニコの「この喜びをもって会おう」は、またちがった魅力があります。

プリナは、容姿的には背が低いこともあり、英雄としての舞台ばえはしませんが、ジャルスキーとくらべ、はるかに野太い声(ほめことば)で、よりヒロイックな雰囲気があります。ダ・カーポ後の「Vedrò con mio diletto」の装飾では、高低それぞれで、両者の特長がでています。

ジャルスキーの歌唱は、プリナとくらべると、線がやや細い感じで、「ジュスティーノ」であれば、タイトル・ロールである、若いジュスティーノのほうがふさわしく感じます。もっとも、コンサート・ピースとしては、これはこれですばらしい歌唱です(それにアリアそのものが美しい)。

ジャルスキーの繊細さゆえに、スピノジのあの指揮とも、たがいにうまく補完しあえているのでしょう。スピノジは、イマジネーション豊かな解釈で、繊細かつ、力強くゴリゴリと演奏しています。過ぎたるはなんとか、といえるかもしれませんが、それがスピンジの特長で、おもしろいところ。

ついでに、ジャルスキーとプリナをききくらべるのにおもしろそうなアリアを紹介しておきます。やはり、ヴィヴァルディのオペラ「オルランド・フリオーソ(怒れるオルランド) Orlando furioso」から、オルランドのアリア「深い闇の世界へ Nel profondo」です。ついでのついでに、マリ=ニコル・レミュー と、マリリン・ホーンの勇姿もくわえておきます。



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今日は朝から好天の京都。ちょっと動きまわると、汗ばむような陽気です。さて、これから楽しむのはBWV593。エレナ・バルシャイのオルガンできいている一連の協奏曲と同じく、このBWV593も、いわゆるバッハの「イタリア体験」の成果。原曲は、ヴィヴァルディの作品3第8番です。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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昨日とは一転、冬の空にもどってしまった今朝の京都。「晴時々曇」という天気予報ですが、いまのところ晴れるような気配はありません。いまから、マットたちによる「太陽はその輝きとともに回り」(「4声コラール」)をきき、それからすぐに外出ですが、雨は降らないようなので、仕事先での雨は心配しなくてよさそうです。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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京都は爽快な気候がもどってきて、観光日和になっています。午前中、東山界隈をうろうろしていたのですが、観光地はどこも賑わっていました。さて、今日のバッハは、ヴィヴァルディの作品3の第3番をクラヴィーアのために編曲したBWV975。この協奏曲を、エレナ・バルシャイのオルガンで楽しむことにします。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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今日のバッハは、「4声コラール」から「われらが神は堅き砦」。4日前にきいた同名のコラールと同じく、宗教改革記念日(10月31日)のためのものですが、この時期をのがすと来年になってしまうので、今日きいておくことにしました。演奏は、いつものようにマットたちによるものです。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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京都はここのところ暖かい日が多かったのですが、今日はそんなに寒くはないものの冬のような気候。というのも、晴れているのに雨が降ったりと、時雨もようの天気になっています。さて、昼食後のひととき、これから楽しむのは、ヴィヴァルディの作品4の第6番をクラヴィーアのために編曲したBWV975。演奏は、エレナ・バルシャイのオルガンです。

CD : 92809(Brilliant Classics)

92809

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