毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週から4週にわたってきいていくのは、「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。教会暦の祝日などがあったため、第1巻をききおえてから3週あいてしまいましたが、ふたたび、ドイツのチェンバロ奏者、クリスティーネ・ショルンスハイムの演奏で、番号順にきいていくことにします。これからきくのはハ長調の第1番(BWV870)で、楽器は第1巻と同じく、ウンターリンデン美術館が所蔵するヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年製)です。録音は2011年4月、同美術館でおこなわれました。

CD : 7115(CAPRICCIO)

7115

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これからきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「傲りかつ臆するは」。このBWV176は、1725年5月27日に初演された三位一体日のためのカンタータ。台本は女流詩人クリスティアーネ・マリアーネ・フォン・ツィーグラーで、1725年4月22日にはじまったバッハとツィーグラーとの共同作業は、このカンタータで終止符がうたれました。共同作業が1カ月全9作品におわった理由ですが、クリストフ・ヴォルフの大著でも事実のみの言及です。歌詞作者を探していたバッハが、ツィーグラーの歌詞を試験的に採用したものの、その歌詞になじめなかったのか。また、バッハはツィーグラーの歌詞に手を入れているので、それをツィーグラーがきらったということもあるかもしれません。

CD : HMC 901791(harmonia mundi)

HMC 901791

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番号順にきいてきたアンドルー・パロットによる管弦楽組曲、これからきくのは最後の第4番です。ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル・オーケストラ(ボストン古楽音楽祭管弦楽団)は、ほかの組曲と同じく、パート1名(通奏低音はのぞく)という編成。この演奏では、序曲での両端部のテンポがかなり速めで、くり返しを励行しながらも10分ほどとなっています。

CD : 7243 5 61726 2 3(Virgin classics)

7243 5 61726 2 3

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アンドルー・パロットとボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル・オーケストラ(ボストン古楽音楽祭管弦楽団)による管弦楽組曲、これからきくのはその第3番です。このBWV1068の編成は、これまでの第1番、第2番と同じく、通奏低音をのぞきパート1名。そのため、管楽器の沈黙するエールでは、弦による四重奏曲風の趣きとなります。

CD : 7243 5 61726 2 3(Virgin classics)

7243 5 61726 2 3

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ずいぶんまえにの紹介した、バッハのテレビ映画のDVD「Johann Sebastian Bach - Grosse Geschichten 25」(NHKの放映では「バッハの生涯」)。その「バッハの生涯」のDVDが、日本のAmazonで購入できるようになっています。「Amazonで」といっても、じっさいにはマーケットプレイスへの海外出品者ながらも、ともかく購入しやすくなったことはたしか。ただし、新品の在庫については不安定なようで、出品者もあったりなかったりですが、2014年6月13日時点では新品の出品者があります。なお、DVDの言語はドイツ語のみで、PAL規格(PCでは再生可)だと思われますので、購入にさいしては注意が必要です。くわしくは、AmazonのGrosse Geschichten 25 - Johann Sebastian Bach [Import allemand] (1985) で。



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これからきくのは、アンドルー・パロットたちの管弦楽組曲。昨日から番号順にききはじめたので、今日はその第2番ということになります。BWV1067での、ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル・オーケストラ(ボストン古楽音楽祭管弦楽団)の編成は、第1番と同じくパート1名で、通奏低音はチェロ、ヴィオローネ、チェンバロ(各1名)。フルート独奏はクリストフ・クルーガーです。

CD : 7243 5 61726 2 3(Virgin classics)

7243 5 61726 2 3

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昨日までは3日連続でカンタータをきいていましたが、今週のこり、今日から週末までは、アンドルー・パロットたちによる管弦楽組曲を楽しむことにします。音源はブランデンブルク協奏曲などとカップリングされた4枚組のお得なCDで(初出は別々に発売)、これを番号順にきいていく予定です(収録は第1番、第3番、第2番、第4番)。これからきくのはもちろん第1番(BWV1066)で、オーケストラは、パロットがいつも指揮しているタヴァナー・プレイヤーズではなく、ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル・オーケストラ(ボストン古楽音楽祭管弦楽団)。編成は、弦と管がパート1名、通奏低音はチェロ、ヴィオローネ、チェンバロで各1名の3名です。

CD : 7243 5 61726 2 3(Virgin classics)

7243 5 61726 2 3

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聖霊降臨節第3日にきくのは、トン・コープマンたちによるカンタータ「彼は己の羊の名を呼びて」です。このBWV175は、昨日きいたBWV68の翌日、つまり1725年5月22日に初演され、台本もBWV68と同じ女流詩人クリスティアーネ・マリアーネ・フォン・ツィーグラーによっています。全7曲の構成は、レチタティーヴォとアリアの交替からなっており、いわゆる合唱曲は終曲のコラールのみです。

CD : CC 72215(Challenge Classics)

CC 72215

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聖霊降臨節第2日にきくのは、この日のためのカンタータ「げに神はかくまで世を愛して」です(演奏は昨日と同じトン・コープマンたち)。このBWV68は、1725年5月21日に初演された、女流詩人クリスティアーネ・マリアーネ・フォン・ツィーグラーの台本にもとづくカンタータ。第1曲は、ツィーグラーではなくザーロモ・リスコフの同名コラールによるコラール合唱ですが、これは受難曲の終曲にしてもよいようなシチリアーノによる美しい曲です(コープマンの「マルコ受難曲」ではじっさいこれを転用)。第2曲と第4曲のアリアは、「狩のカンタータ」からの転用。

CD : CC 72214(Challenge Classics)

CC 72214

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聖霊降臨節第1日にきくのは、コープマンたちによるカンタータ「歌よ、響け」です。このBWV172は、1714年5月20日にヴァイマールで初演、バッハの「自信作であったためか」(『バッハ事典』)、ヴァイマールでもライプツィヒでも再演されています。最後の再演にあたり、バッハは、第5曲(二重唱)のオブリガート楽器をそれまでのオーボエからオルガンにあらためていますが、コープマンの録音ではやはりというか、その最終稿を採用しています(レオンハルトの録音もそうだったかと)。また、終曲の第6曲(コラール合唱)のあと、第1曲にダ・カーポし、コープマンらしく、そして聖霊降臨節らしく、はなやかにカンタータをとじています。

CD : WPCS-4838/40(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-4838/40

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これからきくのは、マックス・レーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲 第6番」(MDG 330 0635-2)。原曲の渋さにくらべると、ピアノ連弾編曲はやはり艶やかすぎるきらいがありますが、第3楽章あたりはけっこう楽しめます。エフェリンデ・トレンクナーとゾントラウト・シュパイデルの使用楽器は、1901年製スタインウェイ。録音は1995年です

MDG 330 0635-2

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今週のバッハは、エフェリンデ・トレンクナーとゾントラウト・シュパイデルのピアノ連弾(MDG 330 0635-2)で、マックス・レーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲」を楽しんでいます。これからきくのは、レーガーが好んでいたという第5番。もとが実質的なチェンバロ協奏曲ということもあり、編曲もしっくりきますし、その演奏効果からみてもレーガーがこの自作編曲をいくどとなく演奏会にかけたのもうなずけます。なお使用ピアノは、編曲された時期とほぼ同じ1901年製スタインウェイです。

MDG 330 0635-2

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今週きいているのは、マックス・レーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲」で、これからきくのはその第4番。レーガーの編曲はペータース(ライプツィヒの出版社)のヘンリ・ヒンリヒセンの提案から生まれた4手のためのピアノ編曲で、原曲の魅力をそこなうことなく、輝かしく編曲されています。連弾のエフェリンデ・トレンクナーとゾントラウト・シュパイデルがひくのは、編曲とほぼ同時期のピアノ(1901年製スタインウェイ)です。

MDG 330 0635-2

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近畿は今夜から大雨らしいのですが、いまのところ上空は薄雲におおわれているぐらい。ただ、気温はさほどでもないわりに、ちょっとむし暑く感じます。さて、そんな朝にきくのは、マックス・レーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲 第3番」。レーガー編曲のなかではこの第3番がいちばんしっくりきますし、エフェリンデ・トレンクナーとゾントラウト・シュパイデルの演奏もじつに楽しめます。

MDG 330 0635-2

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今週は「小川のせせらぎ」週間として、マックス・レーガー編曲の「ブランデンブルク協奏曲」を楽しんでいます。昨日の第1番に続き、今日きくのは第2番。1901年製のスタインウェイをひくのは、エフェリンデ・トレンクナーとゾントラウト・シュパイデルで、録音は1995年です(MDG 330 0635-2)。

MDG 330 0635-2

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