今週前半にきいていくのは、アウロス・アンサンブルの「J.S.Bach : Concerti, Suites, and Sinfonias」です。同アルバムには表題どおり、協奏曲(2曲)、管弦楽組曲(1曲)、カンタータのシンフォニア(1曲)が収録されており、ここではシンフォニアをのぞき、収録順に楽しみます。まずきくのは、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060)。同協奏曲は2台のチェンバロのための協奏曲第1番から再構成(復元)されたもので、とても人気のある協奏曲です。
アウロス・アンサンブル(The Aulos Ensemble)は、アメリカ初のピリオド楽器アンサンブルで、1973年に結成。録音での独奏者は明記されていませんが、マルク・シャクマン(オーボエ)、リンダ・クヮン(ヴァイオリン)とみられます。Youtubeの公式チャンネル「TheAulosEnsemble」には、BWV1060の第1楽章の投稿があります(映像は静止画)。録音も明記されていませんが、1992年をあまり遡らない以前だと思われます。
CD : MHS 513906T(Musical Heritage Society)