毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日の日曜日は、教会暦でいうと待降節第3日曜日。いつもなら、この待降節第3日曜日のためのカンタータをきいてすごすところですが、同日曜日のためのカンタータは伝承されていません。そこで、先週にも予告(記事は「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 第6番 ト長調 BWV1019 [13]」)したように、今日はアレクサンダー・フォン・ハイセンによるトッカータ(BWV912)を楽しむことにします。ハイセンの使用楽器は、マティアス・クラマー製作のチェンバロ(クリスティアン・ツェルにもとづく)です。

ところで、トッカータが収録された「Pure」は、ヴァイオリンのヨナス・チェンダーラインとともに、2016年に録音したアルバム。二人とも1995年生まれで、とても若い奏者です。はやくから、ピリオド楽器で学んだ世代で、古楽の草創期の奏者にときおり感じられた、ひねたところがありません。研究や演奏によって蓄積されたものを基盤としながら、じつにすなおで、直感的とでもいえる演奏に音楽を結実させています。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

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今週きいてきたのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによる「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)。収録された6曲のヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)は、2曲ずつ3回にわけて録音されており、その録音順に楽しんできたので、これからきく第4番(1966年録音)です。演奏についてはどの年代の録音も、長いフレーズで旋律を紡いでおり、そのあたりはやはり時代を感じさせるものとなっています。しかし、音楽に耽溺しずぎることはなく、よい意味で淡々としており、それもその時代らしいといえるかもしれません。

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今日これからきくのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによるヴァイオリン・ソナタ第1番です。「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)に収録された6曲のソナタは、1961年録音の第5番と第6番、1963年録音の第2番と第3番、1966年録音の第1番と第4番と、3回に分けて録音されており、ここでは録音年順にきいてきています。この第1番はピシュナーのチェンバロに導かれるのですが、主役はやはりオイストラフで、真摯で美しい演奏を楽しむことができます。

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今週きいているのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによる「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)。収録順(番号順)ではなく録音順にきいているので、これからきくのは1963年に録音されたヴァイオリン・ソナタの第3番です。第1楽章(アダージョ)は、ガシャガシャと鳴るモダン・チェンバロの上で、ヴァイオリンの美音をたっぷり響かせた演奏。時代を感じさせはしますが、これはこれで楽しめます。

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これからきくのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによるヴァイオリン・ソナタの第2番。アルバム「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)には番号順に収録されていますが、ここでは録音順に楽しんでおり、一昨日、昨日は1961年録音の第5番と第6番、そして、今日は1963年録音の第2番です。

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今日これからきくのは、昨日からききはじめたダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによる「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)から、ソナタ第6番です。録音されたのは1961年で、一昨日にきいた20代の二人(記事は「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 第6番 ト長調 BWV1019 [13]」)は生まれてさえいません。演奏様式はもちろんちがい、55年という時の流れをはっきりと感じさせます。第3楽章のアレグロはピシュナーの独奏。いまではほとんどきくことがなくなった、いわゆるモダン・チェンバロを弾いての録音ですが、これはこれでよい演奏です。

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今週きいていくのは、ダヴィッド・オイストラフとハンス・ピシュナーによる「Bach: Violin Sonatas BWV 1014-1019」(Deutsche Grammophon 0289 479 6861 0)です。録音は、第5番と第6番が1961年、第2番と第3番が1963年、第1番と第4番が1966年と、どれもすでに50年以上が経過しています。オイストラフは1908年生まれ、ピシュナーは1914年生まれなので、録音当時は、演奏家として脂ののりきった時期だといえるかと思います。6曲のソナタの収録順は番号順ですが、きいていくのは録音順、つまり今日は第5番を楽しみます。

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今日は待降節第2日曜日ですが、同日のためのカンタータは伝承されていません。同日にかぎらず、待降節の期間中のカンタータは、第1日曜日、第4日曜日が伝承されているのみですので、今日と来週の第3日曜日は、若いドイツの奏者、ヨナス・チェンダーラインとアレクサンダー・フォン・ハイセンのアルバム「Pure」から、2曲をきいていくことにしました。

二人が2016年に録音した「Pure」は、これからきくソナタ(BWV1019)と、来週のトッカータ(BWV912)の全曲ほか、パルティータ(BWV1004)のジーグ(ギガ)を収録。また、バッハの作品のほかに、ヨーハン・パウル・フォン・ヴェストホフ、アントーニオ・マリア・モンタナーリのヴァイオリン音楽も収録されています。

使用楽器は、チェンダーラインが北イタリアの作者不詳のヴァイオリン、フォン・ハイセンがマティアス・クラマー製作のチェンバロ(クリスティアン・ツェルによる)です。

CD : 19075863432(deutsche harmonia mundi)

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今週きいていきたのは、ジュリアーノ・カルミニョーラによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」(2018年録音)。アルバムには、まずソナタ第1番から第3番、そしてパルティータの第1番から第3番、という順番で収録(国内盤はBWV番号順)されており、ソナタ第1番から収録順に楽しんできました。ということなので、これからきくのはもちろん、パルティータの第3番(BWV1006)。このBWV1006の楽曲構成は、プレルーディオ、ルール、ガヴォット・アン・ロンドー、メヌエット、ブーレー、ジーグで、舞曲名はプレルーディオのイタリア語をのぞき、フランス語表記となっています。

カルミニョーラは1951年生まれなので、録音時は67歳。その経歴からすれば、もっと早くにこの無伴奏曲集を録音していてもよかったのでしょうが、満を持しての録音(しかもドイツ・グラモフォン)ということになりました。どれもみずみずしい演奏で、しなやかでしかも強靱でもある美音をきかせてくれます。また、修辞学的なアーティキュレーションもおもしろく、装飾はときにはさりげなく、ときには意表をつかれ、そのあたりはバロック的ともいえるかもしれません。使用ヴァイオリンは、ピエトロ・グァルネリの1733年製。弓はエミーリオ・ズラヴィエロの2007年製(二コラ・レオナール・トルトによる)です。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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これから楽しむのは、ジュリアーノ・カルミニョーラによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータの第2番。このBWV1004では舞曲名がすべてイタリア語で表記されており、アッレマンダ、コッレンテ、サラバンダ、ギガ、チャッコーナと5曲の舞曲で構成されています。イタリア人のカルミニョーラが、チャッコーナをどのようなテンポでひくのか、きくまえから興味あったのですが、とくに速くも遅くもなくというところです。ただし、さりげなく装飾を入れているところはらしさを感じさせます。なお、使用ヴァイオリンは、ピエトロ・グァルネリの1733年製で、弓は二コラ・レオナール・トルトによるエミーリオ・ズラヴィエロの2007年製。2018年の録音です。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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今週きいているのは、ジュリアーノ・カルミニョーラによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」(2018年録音)です。6曲のソナタとパルティータの収録順は、まずソナタ第1番から第3番までの3曲、ついでパルティータ第1番から第3番の3曲。今日からは後半のパルティータに入り、きくのはパルティータの第1番です。このBWV1002は、アルマンド、クーラント、サラバンド、テンポ・ディ・ブーレーという4曲の舞曲で構成されており、それぞれにドゥーブル(変奏)が付けられています。なお、自筆譜での舞曲名の表記は原則イタリア語となっています。つまり、アルマンド→アッレマンダ、クーラント→コッレンテ、テンポ・ディ・ブーレー→テンポ・ディ・ボレアです。サラバンドとドゥーブルについては、おそらくフランス語表記とみられます。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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今朝これから楽しむのは、ジュリアーノ・カルミニョーラによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番です。このBWV1005もほかのソナタと同じく4楽章構成で、アダージョにはじまり、フーガ、ラルゴ、アレグロ・アッサイと続きます。カルミニョーラの演奏は、アダージョにしてもフーガ(旋律は「来ませ聖霊、主なる神よ」)にしても、よくある宗教的な雰囲気をあまり感じさせません。フーガの旋律も俗謡のようにきこえてきます。それだけ、カルミニョーラの音色が明るいということなのかもしれません。その音色を生みだしているヴァイオリンは、ピエトロ・グァルネリの1733年製。弓はエミーリオ・ズラヴィエロの2007年製(二コラ・レオナール・トルトによる)です。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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昨日からききはじめた、ジュリアーノ・カルミニョーラによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」(2018年録音)。このアルバムには、まず3曲のソナタが、ついで3曲のパルティータが番号順に収録されており、今日はその収録順どおりソナタ第2番(BWV1003)を楽しみます。ヴァイオリンはピエトロ・グァルネリの1733年製で、弓はエミーリオ・ズラヴィエロの2007年製(二コラ・レオナール・トルトによる)です。なお、昨日の第1番の記事では、収録順をまちがっていました。ただしくは上記のように、ソナタの第1番から第3番、パルティータの第1番から第3番という順です。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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今週きいていくのは、ジュリアーノ・カルミニョーラによる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」です。2018年録音のアルバムには、BWV番号順、つまり、ソナタ第1番、パルティータ第1番、ソナタ第2番、パルティータ第2番、ソナタ第3番、パルティータ第3番という順で収録されています。今日からその番号順にきいていくこととし、まず第1番(BWV1001)を楽しみます。カルミニョーラのヴァイオリンは、ピエトロ・グァルネリの1733年製。弓は二コラ・レオナール・トルトにもとづく、エミーリオ・ズラヴィエロの2007年製です。

[訂正]アルバムの収録順をBWV番号順としましたが、正しくは、ソナタの第1番から第3番、ついでパルティータの第1番から第3番という順でした。解説書をしっかり確認せず、国内仕様のCDの収録順を参考にしたための誤記です、手もとの解説書を確認したところ、収録順は上記のように、まずソナタ全曲、ついでパルティータ全曲という順です。お詫びいたします。

CD : 0289 483 5050 6(Deutsche Grammophon)

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待降節第1日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」です。同名のカンタータにはBWV61とBWV62がありますが、ここできくのは1714年12月2日に初演されたBWV61のほう。第1曲は、教会暦のはじまりにふさわしい、フランス風序曲(マルティン・ルター作のコラールがくみ込まれています)。そのあと、テノールのレチタティーヴォ、テノールのアリア、バスのレチタティーヴォ、ソプラノのアリアと続き、コラール(フィーリップ・ニコライ)で閉じられます。近年の録音では、このカンタータの合唱はOVPPやそれに準じた編成での録音がふえてきました。この録音(1997年)でのBCJは、パート4人で編成されています。

CD : BIS-CD-881(BIS Records)

BIS-CD-881

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