今宵きくのは、小糸恵のオルガンによる「フーガの技法」(1998年録音)です。小糸の弾くのは、1748年、ドン・フランソワ・ベドスによって、ボルドーのサンクロワ教会に建造されたオルガン。これをパスカル・クォワランが、1985年から1997年にかけて修復し、小糸の録音はその翌年におこなわれています。
CDでの収録順は、
- コントラプンクトゥス1
- コントラプンクトゥス3
- コントラプンクトゥス2
- コントラプンクトゥス4
- 12度のカノン
- コントラプンクトゥス5
- 拡大・反行のカノン
- コントラプンクトゥス6
- コントラプンクトゥス7
- 10度のカノン
- コントラプンクトゥス13(倒立形)
- コントラプンクトゥス13(正立形)
- コントラプンクトゥス12(正立形)
- コントラプンクトゥス12(倒立形)
- 8度のカノン
- コントラプンクトゥス9
- コントラプンクトゥス10
- コントラプンクトゥス11
- コントラプンクトゥス8
- コントラプンクトゥス14
です。
コントラプンクトゥス12と13では、小糸とケネス・ワイス(1963年生まれのアメリカの奏者)が二人で弾いており、12ではバスを小糸が、13ではワイスがバスを担当しています。また、コントラプンクトゥス14は未完のままでの収録です。
CD : TEM 316016/17(Tempéraments)