沖で、砂浜とは反対の形の弧を描いて防波堤の役目をはたす、さんご礁。
奄美の多くの海岸で見られる。
島を大陸になぞらえれば、沖で砕けた波の描く白い線は、
弓なりに並んだ日本列島の島々の並び方に似てなくもない。
上の写真(去年の大浜)
その線の内側はイノー(礁池)とよばれる。
貝やタコなどがたくさんいる。
魚の産卵場所でもある、豊穣の海。
東シナ海側の海岸。
大潮のこの日、沖で砕けた波がイノーで再び波となって、足元のビーチロックを洗う。
ロックには大小のくぼみがあって、波が引くと、ちいさな池ができる。
浅い池にはまって、そこからから沖へ戻ろうとしえて勢い余って飛び出してしまった小魚。
15センチくらい。
尻尾をつまんで、沖へ放り投げると、勢いよく泳ぎだした。
大きくなって、また釣り人に釣り上げられるのか、
とは今考えた。
犬の散歩。太平洋側へ行くか、東シナ海側にいくかは、その日の天気、気分次第。
どちらも、名瀬から、車で30分くらい。
時々観光のお客さんを途中の目的地まで乗せていくこともあります。
これは太平洋側、今日の竜郷町戸口(たつごうちょうとぐち)の海岸。
どんよりとした曇り空もよろしい、この時分の海。
国道や、県道脇に車を止めて、近くに誰もいない海岸を探すのは、観光シ-ズンでも容易だ。
数え切れないほどの浜辺が奄美にはたくさんあるからだ。
夕方、予約していた『奄美学 その地平と彼方』 「奄美学」刊行委員会編
届く。執筆者(の一人)に届けてもらうのは初めてのこと。