四季の変化に乏しいと思われがちな奄美も、
一村も歩いた山道の路傍を彩る草花は、
一年を通じ、実にめまぐるしく、着々と変化します。
被写体に事欠くことはありません。
今はススキがその主役でしょうか。
穂に黄色の粒のようなものがついたススキ発見。
花です。たぶん、おじべかめしべ。風媒花
他に色々写真撮ること約50枚。
色々な色、状態、咲き方のものあり。
見つけようとして見つかるものではありませんでした。
平成のカラフルなススキ。
結局、最初に気づいたこれ以外は一本も見つかりませんでした。
====調べたこと
ススキ(芒、薄)イネ科ススキ属
Japanese pampas grass
学名 Miscanthus sinensis
Japanease name Susuki, Obana,in the old days
古名 「尾花」は穂の形が動物の尾に似ているところから。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」川柳?
「狐火の 燃えつくばかり 枯れ尾花」蕪村
秋の七草のひとつ
「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」 山上憶良 万葉集
1974年(昭和49年)「昭和枯れススキ」歌謡曲 さくらと一郎
夏緑性 奄美沖縄では常緑。
茅(かや)とは、ススキなどイネ科の植物の総称であるのは、
マングローブが熱帯から亜熱帯の海水に浸る土地に生育する植物の総称であるのと同じ。
奄美ではススキはノロの祭具にも使われ、天地開闢の神アマミキョがススキをもって降臨したといわれる。今でもこれを神の憑り代として使う伝統行事を行なうところもある。
花穂=かすい
穂のようになった花序、一本の軸に群がりついている花序。穂状花序
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