おどろいたねえ。 火砕流ではないど。 ヒカン桜 龍郷町大勝(たつごうちょう おおがち)
奄美大島は山の島だ。山越えの送電線。鉄塔(電柱)の道に桜を植えようと考え、それを実行した人たちがいた。長年の手入れが実り、濃い緑の山に、あざやかなピンクの昇り龍。龍郷湾に潜んだ巨竜も朝青龍もおどろく?朝赤龍か。
国道58号線からも目に付くほどに花開く。仰げば尊し、これも寅年会のみなさんかな。すごいねえ。
芸術は爆発だー。
近所のかたにお伺いしたところ、桜は、ここ数年目立つようになったという。
大勝の里山の桜並木から登り口 川内(かわうち)
山道を登らず、ズームで写真をとりながら、こう考えた。
あの坂をこえたなら、幕の内が見えるのか?
つづく
長い峠道(旧国道)は、この先、大勝(おおがち)
坂を下り切ったあたりに、川内(かわうち)という、バス停のあとがある。
その川内のほとんどを有していた岡家について学ぶ。(籾 芳晴 著『碑のある風景』P49
幕末、龍郷に流されていた西郷隆盛や、瀬戸内町阿木名村に流刑となっていた重野安繹g (しげの やすつぐ歴史学者 日本初の文学博士) らとも親交があり唐通事としても高く評価された島の学者、岡 程進儀(孫は、わが国最初(明治18)の判検事試験に合格し、反骨の判事として島の農民たちのため「差別」と闘った岡程良)が中国から持ち帰った桜が本茶峠を飾る桜の親木ともいわれている。(以前にものべた)
ヒカン桜の観察は奄美の地理や歴史ともかかわっているのだった。
↑↓ 拡大します。写真は今朝、ふもとの大勝郵便局前から撮影しました。