奄美 海風blog

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ソメイヨシノ観察 6 今週の読書 

2009年04月17日 | 本と雑誌

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↑ 奄美市名瀬 赤崎公園付近 鹿児島県鳥獣保護区

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↑ 大和村 フォレストポリス 付近 環境省

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↑ 「この紋所が目に入らぬかっ!」 環境省 特別

090417cherry←このソメイヨシノの桜は↑の看板の横にあります。

あまり熱心な寅さんファンではないのですが
さくらの観察を始めて?年になります。

ところで、いわゆる桜前線は、奄美や沖縄を通過しません。

渡瀬(わたせ)ラインgoogle(動物学者 渡瀬庄三郎が1926年(大正元年)に発表した屋久島・種子島と奄美諸島の間(厳密にはトカラ列島の悪石島と小宝島(地図、その南の宝島までは名瀬の山から肉眼で見えることがある)の間)に引かれた、生物地理区の旧北区と東洋区を分割する分布境界線(熱帯系と温帯系の境界線)

↑このソメイヨシノは、その渡瀬ラインをわたってやってきた、という意味で興味深い桜である。

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↑ 拡大します。

人気映画の寅さんもわたってきた奄美大島ですが、
国民的人気長寿番組の水戸黄門様は、このラインをこえたことはない。(大相撲巡業もこの3年で2度やってきた)

出自や家柄、身分などをあらわす家紋(Family crests 紋所、紋)に対する意識が本土とは違う沖縄に
水戸黄門様がやってきたらどうなるか。

沖縄力の時代 (ソフトバンク新書) (新書)
野里 洋 (著) アマゾン

そうしたことには合理的な対応をしめす人が多い琉球では、葵紋の「ご威光」も通用せず、ドラマは喜劇になってしまうのではないか、という考察がおもしろい。

家紋のほかに本書があげる、本土にあって沖縄にないもの 返杯 任侠道 二世議員 鎖国 奄美と比べるとおもしろい。

沖縄40年、ヤマト婿の元新聞記者が複眼で語る(帯)オキナワ。

本書の主な主張は奄美にも適用できそうな気がするが
実はまるでちがう面もある。

奄美の文字は2箇所ほどでてくるが、
奄美についてはまったく語られない。
著者は、慎重に沖縄に限定して書いているように読める。

この十数年の間の日本の社会の混迷、国全体を覆う閉塞感に対して、スローテンポで進む沖縄の社会や助け合う生き方は、大きな示唆を与えるのではないか。(amazon より)

鹿児島県の一地方の奄美と
沖縄県を比べるときは注意がひつようですが、

2つの沖縄 プラスイメージ

年間観光客年間600万人(奄美とは桁がちがう、県もちがうが)
高校生修学旅行行き先人気全国一位
転勤になって行きたい都道府県、大阪をおさえて全国二位。
移住したい都道府県、断トツの一位。
強い高校野球2008春沖縄尚学9年ぶり二回目の全国制覇
沖縄水産1990,91二年連続準優勝
2001春ベスト4、八重山商工、春二回戦、夏三回戦
2008浦添商業ベスト4
プロ野球11球団が沖縄キャンプ

2つの沖縄の2つ目 マイナスイメージ

基地問題 奄美と決定的に違うと思われるが、高い軍用地料が麻薬のように作用する点、奄美の奄振について考えさせられた。

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奄美自立論 四百年の失語を越えて (単行本(ソフトカバー)
喜山荘一 (著) アマゾン

買った本の著者のブログを読んだりすると次回からその著者の本のありがたみが薄れたりすることがあるのですが、この本はその逆だ。

著者は、本の出版前にブログを使って読者からのコメントなどを、本の執筆の参考にしている。内容その他にもこれまでの奄美関連の本にはなかった画期的な面もいくつか感じられたが、くわしくは、のちほど・・・?。続きの本の出版も欲しい。

水戸黄門様がなぜ奄美に来ないのか?という考察が本書にあるわけではないが、この本を読むとナゼかよく理解できるだろう。また、奄美の歴史を通して、そう問うことが、日本の歴史を考える上できわめて重要な意味をもつということにも気づかされるだろう。

二重の疎外 奄美は琉球ではない、大和でもない 琉球にもなれ 大和にもなれ  二重の疎外とその隠蔽の核心 奄美は植民地だった

刺激的な言葉がつづく、内容は難しいが、一気に読めるど。 

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あれから3年もたつのか、堀江貴文氏 日本の司法の闇とマスコミとたたかう。

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知っておきたい日本の名字と家紋 (角川ソフィア文庫 353) (文庫)
武光 誠 (著) アマゾン