沖縄からのいただきもの。
琉球泡盛 海達人 Umi-Yakara
人気の沖縄土産(みやげ) べにいもたると 紅芋タルト
サツマイモが、おどろくほど、”沖縄色”していておもしろい。いいセンス。舟形のタルトは、琉球王国時代に活躍した進貢船(=対中国(明 清)との交易や使節派遣に使われた琉球王国の官船)を連想させ、海洋貿易国家として栄えた沖縄を象徴しているかのようだ。沖縄の太陽をたっぷり浴びて育った薩摩芋の自然の甘さとの相性がよい。
タルトのさっくりした食感と、紅芋の、きめの細かなしっとりとしたのどごしを楽しもう。
紅もタルトは、もう一つの沖縄の郷土菓子で琉球王朝時代からの伝統を持つ、ちんすこうと対照的。
ちんすこうは、もともと菊型の丸い形をしていたが、
米軍基地で使用されていたクッキーの型抜きを再利用し、一口サイズの細長い形に改良したと同時に大量生産(オートメーション化)を確立させた、というむかしの話を聞くと、このべにいもたるとの食感は、沖縄の何百年分の時間を楽しめる。と思ってもう一つ食べると、これが実に沖縄的なのだ。
こぶくろも上品ですね。