奄美 海風blog

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新・奄美たちがみ百景 その 16 新川河口付近から スライドショー

2012年10月25日 | 田中一村

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北に開いた細長い名瀬湾はUの字の形をしている。沖の防波堤の少し沖に立神(たちがみ 岩礁)がある。Uの字に底の部分に新川が注いでいて合わせてYの字のかっこうになり、新川に架かる橋が湾岸道路になっている。国道の橋よりひとう海側だ。その橋のあたりから撮った立神。

むかしはこのあたりに製材所があって、遠浅の浜辺で製材のくずをもやす煙がよくたっていたものだった。磯の香りと煙のにおい。たしかドラム缶でもやしていたような記憶がある。このあたりは大島北部から名瀬の街への入り口にあたる。たぶん一村も名瀬への行きかえりに、その風景を目にしたことだろう。

遠浅の長い穏やかな波頭が描くラインは変化に富んでいる。砂礫のやや大きな石つぶの配置をも意識して構図を決める。満ち潮でもあり、日のあたり具合でさまざまな表情をえがくことができる。画像選択の際にそのすべてを編集できたわけではない。

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