Wikipedia『黒い司法 0%からの奇跡』(Just Mercy)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はデスティン・ダニエル・クレットン、主演はマイケル・B・ジョーダンが務めた。本作はブライアン・スティーヴンソン(英語版)が2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。
最近いわゆる冤罪ものをつづけて見ている。ハーバード大学のロースクール出の黒人若手弁護士が黒人の冤罪事件に挑む。
タイトル副題からも、司法の闇と闘う”逆転劇”がうかがえるが、
単なる法廷劇だけでなく、社会や人生も描かれる。原題Just MercyのMercyは慈悲。justはちょうど、ただ、たったなど。judgment判決にもつながる。
1980年代のアラバマ州、実話ベース。俳優は実人物と驚くほどそっくりだ。
エンディングで、
アメリカでは死刑囚10人の内9人が執行 7:03
一人は冤罪が認められ釈放
衝撃的な過誤率である
(白人)テイトはモンロー郡の保安官を32年間務め2019年退任
ジョニー・Ⅾの釈放後6回再選された 5:45
1993年の再捜査によりジョニー・Ⅾの無実が確定
ある白人の容疑が濃厚となった
だがこれまでに検挙はされていない
日本の司法にも人質司法など、問題点も指摘されるが、自由と平等、フロンティア精神の国アメリカの現状とは異質だ。自由と平等は白人のものだったのか、それとも自由と平等は相反するするものなのか。それほど昔のことではない。考えさせられる。
日本の冤罪事件について調べてみた。
免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件「四大死刑冤罪事件」1980年代に再審で無罪。
下山事件、三鷹事件、松川事件=第二次世界大戦後の「国鉄三大ミステリー事件」
司法とはもともと黒いものなのか?
ーーーー
黒い司法と似た映画
↑『マーシャル 法廷を変えた男』視聴中(2017年のアメリカの伝記映画)
1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代を描いている。