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映画『マーシャル 法廷を変えた男』(Marshall)2017年 アメリカ

2024年07月09日 | 映画

Wikipedia『マーシャル 法廷を変えた男』(Marshall)は、2017年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はレジナルド・ハドリン、主演はチャドウィック・ボーズマンが務めた。 1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代を描いている。

本作の主題歌「Stand Up for Something」は第90回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた。

日本では劇場公開されなかったが、Amazonで配信された。


似ている作品『黒い司法 0%からの奇跡』1988年アラバマ州の話。ハーバード大学のロースクールを卒業した黒人弁護士:ブライアンが黒人の冤罪事件解明に奮闘する。


本作は1940年。全米黒人地位向上協会(NAACP)の黒人弁護士、サーグッド・マーシャルの話。
アフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルの若き日の弁護士時代の活躍を描く。

両作は似ている点もあるが、映画のテイストとしては少し違う。
『マーシャル 法廷を変えた男』は、より娯楽性を加味しテンポよく、軽妙な含蓄に富んだセリフ、いかにもアメリカ映画といった感じ。
ややサスペンスに偏った印象は否めないが、それも良し悪しだろう。差別は黒人に対してだけではない、意識下ではアジア、ヨーロッパ人にも及ぶ。差別は戦わなければ、変えることはできない、などメッセージも際立たせている。

両作は50ねんあまり時代を隔てているが、根強く続く黒人差別の闇の深さがうかがえる。


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↑ 視聴中

『アラバマ物語』原題: To Kill a Mockingbird)は、1962年製作。人種差別が根強く残る1930年代のアメリカ南部で、白人女性への性的暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。