『草木の種子と果実』 (ネイチャーウォッチングガイドブック) [単行本]
鈴木 庸夫 (著), 安延 尚文 (著), 高橋 冬 (著)
(2件のカスタマーレビュー)
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現在読んでいる本や、これから読みたい本が増え、返却のために急いで読んだ。
花はともかく、果実もともかく種子の造形の美しさまでは・・・。しかし、植物の子孫を残すための仕組みを知ると、その造形の美しさにも思いがいたるのかもしれない。
オオシマザクラとエドヒガンの交配種といわれるソメイヨシノは不稔性(植物において種子が形成されないか,できてもその種子が成体へ発生する能力をもたないこと)ではなく、自家不和合性(雌雄同花で正常な機能をもつ雌雄両配偶子が同時に形成されるにもかかわらず,受粉がおこなわれても花粉の不発芽,花粉管の花柱への侵入不能,花粉管の伸長速度低下または停止などにより,自家受精が妨げられる現象。wikipedia被子植物の自家受精を防ぐ数種類の遺伝的性質の総称)のせいで、周囲に他種のサクラがあればよく結実し、種子は発芽能力もあるという。湯湾岳のソメイヨシノはどうなっただろうか。
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amazon 内容説明
植物の種子や果実には、子孫を残し分布を広げるための仕組みが隠された興味深い存在です。しかも、その仕組みが造形の美しさやおもしろさをも生み出しています。本書では野生の草木を中心に600種類以上の種子・果実を収録し、それらの形態的特徴や散布の方法について紹介しています。写真は野外で見られる果期の姿に加え、種子を方眼紙に置いて撮影し実際の大きさがわかりやすいように工夫。また近似種同士が比較できるように配慮しています。その他、世界の変わった果実や動物糞の中の種子など、雑学コラムも充実しています。
amazon 登録情報
単行本: 272ページ
出版社: 誠文堂新光社 (2012/9/20)
言語: 日本語発売日: 2012/9/20
地球環境が少しづつ悪く成って行くにつれ植物は必死に対応している様ですが大量収穫の為の品種改良は止めて頂きたいです。この行為に対して植物は是非反抗して頂きたいと願っています。
利益を得たい農家の方には申し訳ありませんが。。花も果物もベットも掛け合せた物を見る度に違和感を得ますね。。
うろ覚えですが、米国巨大企業が、栽培農家に毎年種子を買わせるよう、一代限りで終わるように種子を改変し、利益をあげているという本を読んだ記憶があります。
え~と、
『自殺する種子』: (平凡社新書)
安田 節子 (著)
amazon 内容(「BOOK」データベースより)
巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。本書は、工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。グローバリズム経済を超えて、「食」と「農」の新たな地平を切りひらく。
>この行為に対して植物は是非反抗して頂きたいと願っています。
光合成で他の生き物に依存しない植物の能力は長い時間で見ればはかりせれません。
消化は悪いそうです。。
有る有名サンドイッチチェーン店ではその改良小麦が高額少量の為がゴム素材をパンに混ぜていた事を好評されました。
人気が良く利益に結びつけるなら人も植物も無視した経営スタイルが恐ろしいです。。
実に45年ほど前の社会科の本に載っていた通りの世界が現実に。。。
その当時、私は未来の恐ろしさでしばらく悩んだ記憶が有ります。。