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『日本人の朝鮮観』その光と影 単行本 – 2006/9/27

2019年08月28日 | 本と雑誌
『日本人の朝鮮観』その光と影 単行本 – 2006/9/27
琴 秉洞 (著)
5つ星のうち 5.0
1 件のカスタマーレビュー
きょうの昼のワイドショーは、九州北部の記録的大雨の話題を急ぎ終わり
日韓問題の新たな展開、次期法務部長官に内定している文在寅大統領の側近・チョグク(曺国、54)氏にまつわる不正・疑惑に韓国検察が一斉捜索に着手したという話題。(疑惑は韓国ではすでに大きなニュースになっているという情報は日本では、たしか先週末頃報じられた)
 
前大統領・朴槿恵(パククネ)が、親友の娘の大学不正入学事件を機に失脚したローソクデモ
は、ついこの間のことと記憶する。
ローソクで手にした権力の座からまたローソクで引き下ろされてしまうのか。
韓流ドラマさながらの展開だ。
韓国では、曺国(チョグク)と祖国(チョグク)は同じ発音という。
ワイドショーをみていると国のメンツを大切に思う韓国人がなぜ、
事実誤認(日本のマスコミにも責任の一端はある)と
どーみても理屈に合わない理不尽な要求をどーどーと
次々に日本に押し付けてくるのだろうか。
さわぎは大きくなり始めたは、
韓国側による元慰安婦支援財団の解散、レーダー照射あたりから
だっただろうか。(その背景に問題があると思うのだが、あまり報道を聞かない)

★元徴用工( 旧朝鮮半島出身労働者)問題、★韓国国会議長よる天皇陛下への謝罪要求発言
★ホワイト国(輸出管理手続き優遇国→グループAへ改称)除外(政令は今日施行されがが、韓国はまたしてもボールは日本側にあると主張)ワイドショーでは韓国への影響はほとんどなく「国難」などと騒ぎ立てることはない、と再三説明している)静観論だ。
★GSOMIAジーソミア(軍事情報に関する包括的保全協定)を破棄GSOMIAを破棄)
折から日本人観光客に対する韓国人による暴行事件も話題になった。
日本が態度を改めればジーソミア破棄を撤回する用意もあるとの韓国首相の発言に
いたっては・・理解に苦しむ。
理不尽な要求をどーどーと次々に日本に押し付けてくる理由が、
なんと大統領の側近・チョグク氏のスキャンダル隠しだったとは・・・。
まさか、それはないだろうと驚くのだが、ドラマではありえそうだ。
 
革新派 進歩派といわれる人たちの指示を受ける文政権の目玉政策である検察改革を推進するなかで
起きた次期法務部長官の疑惑捜索、折しも日韓関係最悪の状況、日韓で違う司法の在り方ともからんで
韓国側には、そう単純な要素ばかりでもなさそうな雰囲気もあるのだが。
 
 
同じタイトルの
 
を読んだので、少し古い(本の地に奄美分館時代のゴム印がある)が
時節がら、読んでみる気になった。
私は昔、バイト先で日韓関係に外野からだが興味を持った経験もあり、
それに西郷関連でも関心がある。
 
神功皇后の三韓征伐、豊臣秀吉から始まって永井荷風まで、
歴史上の超有名人から、そうでない人物まで59人の日本人の朝鮮観。
 
「明治征韓論の象徴的存在である」西郷隆盛については、
遣韓論(平和的交渉説)と思える説にも考慮したと冒頭にある。
 
「えッ、あの人が、そんなことを言ったの・・・」と誰しもが思うだろうような
話が次々に出てくる。
わいどショウの、韓国側にも配慮した発言をさりげなく、はっきり言うゲスト
コメンテーターの発言で、もう慣れてしまった。
 
しかしそれを別にすれば、歴史の勉強には、貴重な体験になる本だった。
もっと、「朝鮮人の日本感」も聞きたかった。
著者も、これは「著者の日本人観」だと見る読者もいるだろうと思ったのか、
嫌韓ばかりではない、最後の
 
「永井荷風」朝鮮民族迫害への強い悲憤
為政者と一体化した日本人に絶望
 
の稿は、「市井に在って権力に阿(おもね)らず、「世論」に迎合せず、その朝鮮観を
歪(ゆが)めざるは、まことに偉とするに足るべし。荷風散人よ。」
と締めくくっている。
 
この稿は現在、なぎ荷風 『断腸亭日乗』などで検索すると全文読める。

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