『明治維新という名の洗脳』 150年の呪縛はどう始まったのか? 単行本 2015/9/19
苫米地 英人 (著)
きのうの読了。
この本は、ネットなどでよく見る陰謀論の類かなと思って読んでみた。
それとは少し違った(どの陰謀史観本もそう見えるのだが)。
キーワーは「国際金融資本家」。
彼らは戦争があると儲かる。そして幕末、
明治時代、その後も戦争の時代であった。
ジャーディン・マセソン社や
スコットランド出身の商人トーマス・グラバー
ロスチャイルド家などが登場する。薩長は
国際金融資本家らと組んで幕府を倒したのだ。
長州(萩)藩の隠し資金・撫育金
いまにつながる特別会計。
思い出したのは、薩摩の倒幕資金、奄美の砂糖、贋金つくり、琉球口貿易。
このブログ 奄美諸島の砂糖政策と倒幕資金』 [単行本(ソフトカバー)]
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長州ファイブがあれば薩摩シチューデントもある。
勝てば官軍。
都合の悪い歴史は忘れ去られる。
薩長閥の力は今の政治にも及んでいる。
★薩摩シチューデント(薩摩藩第一次英国留学生 薩摩藩遣英使節団 薩摩藩英国留学生)
1863年薩英戦争の後、慶応元年(1865年)引率係の新納久脩、寺島宗則、五代友厚、通訳、学生15名計19人)
トーマス・グラバーの持ち船で密航出国した。
このうち引率の新納久脩とは新納中三のことで
のち明治18年(1885年)奄美大島島司となり、黒糖流通を独占していた鹿児島県商人らの横暴とたたかい
黒糖の流通改革に尽力した。
一行はロンドンで★長州五傑(長州ファイブ=井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝))と遭遇している。
★薩摩藩第二次米国留学生=翌慶応2年(1866年)、長崎から密航出国し、アメリカへ渡った6名の薩摩藩士。
P126 キーマンの名前
はちょっと面白いところでもあり陰謀論めくが
あの明治天皇替え玉説に触れていない、
あえてそうしたのだろう。
坪井九右衛門は初耳だった。
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2015年10月13日 | 本と雑誌
GHQ(民間情報教育局)と組んで「皆様を洗脳するNHK」
司馬史観を広めたのもメディア。
TVの歴史番組やドラマをみる目もかえなけりゃ。
大相撲を見るように一歩引いてみているつもりだが。
不景気になれば民主主義だってあやしくなるニッポン。金の流れは歴史を読み解く上で重要な要素だが、そのような歴史本はあまり多くはない。
amazon 内容紹介
維新はすべてまやかしだった!
明治維新という美名の下になされた偉業とされるものが、もし全て計られたものだったら・・・・・・
ドクター苫米地が日本を呪縛する金融支配の原点を明らかにする!
明治維新が明るく、素晴らしいものであった、という印象操作。
これこそが、支配階級の仕掛けたそもそもの洗脳であった。
たとえば、維新の時に内戦が始まっていたら日本は欧米に乗っ取られていた、というまことしやかな嘘。
実は、外国勢力は日本の植民地化など狙っていなかったのだ!
では何を狙っていたのか?
現代につながる歴史の真実を抉り出すドクター苫米地の脱洗脳!
単行本(ソフトカバー): 182ページ
出版社: ビジネス社 (2015/9/19)
発売日: 2015/9/19