七つの会議
監督 福澤克雄
脚本 丑尾健太郎
李正美
原作 池井戸潤『七つの会議』
出演者 野村萬斎
香川照之
及川光博
片岡愛之助
配給 東宝
公開 2019年2月1日
上映時間 119分
監督は『半沢直樹(2013年版)』『ルーズヴェルト・ゲーム』『陸王』『下町ロケット』とTBS系「日曜劇場」枠において数々の池井戸作品を手掛けた福澤克雄。音楽もこれらの作品を手掛けた服部隆之が担当している他
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『半沢直樹』『下町ロケット』は観ていないのだが
池井戸潤原作の映像化を多く手掛けてきた福澤克雄監督の作品だという。
これを見たのア多分「アンチヒーロー」からのリコメンだとおもう。
たまにはこういうのもいいかな。
エンドロールの野村萬斎の語りは、ちょっとした「日本人論」
日本企業、だけに限らない、すべての団体に蔓延する「隠ぺい」体質、データ「改ざん」。
タイムリー、というかTVニュースで過去も現在も絶えない横一列にならんだ幹部による「謝罪会見」の映像
八角民夫(やすみ、だが社員にはハッカクさんと呼ばれている)(野村萬斎)曰く
「人間てのは愚かな生き物ですからねえ」未来も絶対になくならいと八角(野村萬斎)
会社の常識が世間の常識よりも大事になってしまう
藩のために命をかける、サムライの生き様ってのは、今で言う会社官公庁などの組織に生きている。
それを生かすためなら人の命(の危険)より会社の命を優先してしまう。
忠誠心と言えば聞こえはいいが、逆に守られてもいるわけで、持ちつもたれるの日本独特の企業風土
それが資源のない島国を先進国にまで押し上げた。
まさにきのうもきょうもニュースに組織防衛のためのデータ偽装、隠蔽、見て見ぬふり、などの話は後をたたない。