相撲大事典 第四版 単行本 – 2015/1/16
金指基 原著 (著), 公益財団法人日本相撲協会 (監修)
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単行本: 520ページ
出版社: 現代書館; 第四版 (2015/1/16)
言語: 日本語
発売日: 2015/1/16
きょうは5月場所初日
○若乃島 (1勝0敗)上手投げ ● 錦木 戦で
立ち合い待ったがあった。
本書で「立ち合い」を引くと、「阿吽(あうん)の呼吸」の項を参照せよ、とあった。
『あ・うん』と言えば向田邦子脚本のテレビドラマを連想する。というかそれしか連想しない。
国語辞典で「あうん」を引いてみると、やはり相撲の立ち合いのことが、書かれていた。
調べると阿吽は「神社を守っている狛犬の阿(あ)と吽(うん)だ」
口を開いた狛犬と閉めた狛犬。
阿吽はサンスクリット語で仏教の呪文(真言)の1つ。
阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた、という。
さて、この大事典の「あうんのこきゅう」の項には、語句の説明の他に
P005「立ち合いでは、はじめ息を吐き出し、次に息を吸い込み、七、八分目ほどで息を止め、
この瞬間にたつのが理想とされる。これが両者同時ならば「阿吽の呼吸で立つ」という。P006
あ、と言えば、うんとお茶が出る、老夫婦の呼吸も想像すると難しそうだが、
大相撲本場所での立ち合いの阿吽の呼吸も、かなりの緊張感がないと、うまくいかないのだろうな。
きょうの立ち合い待った。動じた様子がない返り十両の若乃島、
緊張した新十両の 錦木。
明暗を分けた。
本書の「たちあい」の項には、P200「相撲の勝負は立ち合いで決まるといわれるほど大切」とある。
叫ばれる立ち合いの正常化と力士の駆け引き。
立ち合いは、見るほうの呼吸も、(日本人的な)緊張を強いられる瞬間だ。
『ハッキヨイ! せきトリくん わくわく大相撲ガイド』 寄り切り編 単行本(ソフトカバー) – 2015/1/14
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単行本(ソフトカバー): 112ページ
出版社: 河出書房新社 (2015/1/14)
発売日: 2015/1/14