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2006.12.08
(1)Grand sumo tour to Tokunoshima 大相撲徳之島巡業
2006.12.08
(2)Grand sumo tour to Tokunoshima 大相撲徳之島巡業
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天城町役場に電話で注文した、二日分のチケットは、前日までに届いていたのですが、
ブログで「行ってきます」と予告したかったのですが、
名瀬から早朝6時の船。寝過ごしてしまわないか、
途中で、カメラを船から海へ落としはしないか、
帰ってくるまでは、なにがおこるか・・・、という心配もあり、予告はできませんでしたな。
そんな、こんなで、そぼ降る雨のなか、まだ真っ暗な中、おじさんは、名瀬新港へ向かった。歩いて3分。
港で、名瀬~徳之島・亀徳港までの往復乗船券を買って、船に乗り込む。出港10分前。
(ほんとに今日かな、日にちを勘違いしていないだろうな)
ねむい、ねむい。徳之島・亀徳港まで3時間の乗船。とにかく寝よう。
部屋をさがして、廊下を歩いていたら、寝起きの第65代横綱貴乃花とすれ違った。うんっ?。
ほかに、お相撲さんらしいひと数人。
おかしいなあ、飛行機にのりおくれたのかな、まちがいなく、今日9時半から、徳之島で横綱 朝青龍の土俵入があるはずなんだが。
まあ、とにかく眠い。
すこし、寝た。船はあまり、ゆれなかった。
定期船クインコーラル8は亀徳港に近づき、おじさんは、デッキにでた。
な、な、なんと主役の、旭南海が、着替え前の格好で電話をしている。
「もうすぐ着くから」
デッキでは、鬢付け油のにおいがして、振り向くと幕内の片山がいて、時天空となにか話している。
向こうで、背伸びの運動をしなが、亀徳港をみているのは、まちがいなく、把瑠都 (ばると) だよなあ。
気がつけば、そうそうたるメンバーにおじさんは取り囲まれていた。
やはり、おじさんは、日付をまちがったか。
いえ、ちがいます。この船には、行司さん、呼び出し、床山(とこやま=、力士の髷をを結い上げる職)さん、BS2の1時から見ている力士から、 横綱朝青龍まで、日本相撲協会ご一行様がまるごと乗り込んでいて、きょうから大相撲徳之島場所初日が始まるのであります。
すごい巡業日程だ。一行は前日、鴨池ドームの大相撲鹿児島場所が終わってすぐ、夕方の船に乗って、15時間の船旅の途中だった。(おじさんは、帰りの船もいっしょだった。図らずもおじさんは大相撲徳之島巡業、チョー、ミッチャク取材となったのだ。生きているうちに、もう二度とあるまいなあ)
下船口には、行列ができており、片山関に「どうぞお先に」と言われ、おじさんは、船を下りる。(片山、ぜったいおうえんしよう)
港には、歓迎の人、人。
レンタカーをさがす前に、下船する力士の写真。数え切れないほど撮った。
先を急ごう。
徳之島亀徳港から数キロ先の、井之川にある第46代横綱、朝潮太郎(先々代、高砂親方)の銅像の前で横綱朝青龍(高砂部屋)が奉納土俵入りを行うのだ。
高台にある井之川公民館前の広場、奄美大島によくある土俵はない。
ここ井之川出身の、第46代横綱、朝潮太郎の銅像前には、この日のために?少し低めの土俵が作られてあった。予定時間が遅れていた。
大勢の人たちが集まって、約500人(700とも)。観光客らしい人は、目立つほどではない。
朝青龍は4年前にもここを訪れている。
「みなさま、たいへんながらくお待たせしました・・・」
地元の名司会者のアナウンスにかわり
「只今より、横綱朝青龍、土俵入りであります。」TVでおなじみのあの場内アナウンスの声。
「わー、やっぱりおおっきいねえ」、「あ、おちゅもうさんだぁ」
朝潮太郎の銅像の後ろにそびえる井之川岳には、黒雲が、かかっていた。雨よ、しばしまて、しばしでよい。雨はふらなかった。
朝潮は、直ぐ近くの海を向いて誇らしげに立っている。
よみがえる、名横綱朝潮太郎。
太平洋の波の音が聞える。
いまも聞える、約半世紀前の、あのラヂオの声。
「朝潮、出る!、アサシオ寄った、ヨル、ヨル、ヨル、ナオモヨル、ヨル、アサシオ、ナオモヨル、ヨッタ、ヨッタヨッタ、寄り切り~~!アサシオノカチイー!」とかいっていた気がする。こどもごころにも、あんなにまで叫ばんばどうかいと思ったものだ。
奄美大島で、朝潮がヤブレルと、ラヂオを打ち壊したあの「アサシオおじさん」は、朝潮が勝っても、にこりともしないのであった。心臓がドッキンドッキンしていたのかもしれない。アサシオウジにとって、6時のニュースは、ナンボのものでもなかったのだろう。
あのラヂオの声は、ここにも届いていたのだろう。
太刀持ちの高見盛は、チビッ子たちにも、やはりたいへんな人気だった。太刀持ちは、朝赤龍、「であります」。
偉大ナリ、朝潮、偉大ナリ徳之島。旭南海はすごいなあ。
土俵入りが終わり、公民館で着替えた横綱朝青龍が再び登場。
ほかでは、なかなか見られない、餅投げ。
朝青龍はサービス精神満点だ。うしろの高台でカメラをかまえるおじさんに赤い餅を一球投げてくれた。フォークボールをとり損ねた。
以上、とりあえずご報告。(つづくときは)続く。