今朝、宇検村 湯湾岳公園の ソメイヨシノ
気象庁は2日、
東京の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。
これは、平年より3日早く、昨年より6日遅い。
3月21日の開花宣言からきょうの満開まで、12日を要した。
これは、これまでに最も長い記録。
ふつう開花から満開(8分咲き)までは一週間から10日。
遅れたのは、長引く花冷えのせいだ、
という今朝のラジオを聞きながら、
いくぶん花冷えのやわらいだ奄美大島湯湾岳に向かった。
きょうの名瀬 9.8 ℃~ 21.2
きのうの名瀬 13.7 ℃~ 17.2
さて、
奄美で桜と言えば、正月のころに咲くヒカンザクラだが、
ソメイヨシノも咲くことは、あまり知られていない。
宇検村湯湾岳公園のソメイヨシノが、数輪咲いていたのは3月30日(一番桜は26日)
きょうはまだ、一分咲きにも満たない感じで、
公園入り口の大木は、一輪も咲いていなかった。
湯湾岳公園のソメイヨシノは、
去年(2008)は、4月14日ごろに満開。
17日には散り始めていた。
さくらうんちく2題
その1
奄美大島のソメイヨシノは、ナゼ、東京より開花が遅いのか?
春に咲く花の多くは、前年の夏に花芽を形成し、花芽はそのまま休眠する。
冬の寒さをしのぐための硬い越冬芽が、眠りから覚める(休眠打破)ためには、厳しい寒さが必要となる。
気温の近い春と間違えて秋場所後に開花してしまわないように冬場所、初場所後の厳しい寒さをたしかめてから開花の準備を始める用心深さを備えているのである。植物が生き残るための知恵だろう。奄美では、冬巡業のころは、内海で泳ぐ力士がいるほど、まだまだあたたかいことが多い(ヒカンザクラが咲きはじめる)。
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さくらうんちく その2
それでは、ソメイヨシノは、ナゼ
同じ所では、いっせいに咲き、いっせいに散るのか?
それは、園芸品種であるソメイヨシノは一本の木から、接木で増やされたので、
全国のソメイヨシノの株は同じ遺伝子をもっているため、
気温に対し同じ反応をしめす。
(種子で増やしたら、そうはならない。また姿、形、色なども微妙に違ってくる)
(くわしくは、検索して調べる)