中ノ島に渡る喜撰橋の向こうに見える十三重の石塔が、橋の欄干の朱色と松の緑の中に映える
橋を渡って中ノ島に行く
桜の頃に来たときは、中ノ島はピンクに装っていたが、今はひたすら緑の中にある
すぐ傍を通った時、花嫁さんがとても美しい人だったのと、カメラとビデオの撮影の人がいたので、何かのロケかと思った。
団扇と鞄を持った女性に尋ねると、「ほんとの花嫁さんですよ」と応えてくれた。
ラッキーだった。朝霧橋の向こうには神社があるので、多分そこで挙式なのだろう。中ノ島には車の乗り入れは出来ないので、花嫁さんは歩いてしか神社に行けないのだ。
了解を得て後ろから写真を撮らせてもらった。
「おめでとうございます、お幸せに・・」後姿を見送りながら心の中で呟いた。