カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

秋祭り だんじり(山車)が通る

2005年10月24日 | ☆ ふるさと・大和

10月23日は秋祭り
曇り空ながら雨は降らず、市内の各地区から出るだんじり(山車)がその地区内を回る。
家にいると、何処からともなく、笛や、太鼓の音が一日中聞こえてきた。
孫が小さかった頃は、青い半被に豆絞りの鉢巻姿に、息子夫婦が付いて行ったものだ。


笛太鼓と「わっしょい」の掛け声が大きくなったので外に出た。
この地区のだんじりが、今家の前の道路に差し掛かった。
少子化とはいえ、まだ子供たちの姿が多く見られることは嬉しい。
あちこちの家や、事業所からの御祝儀袋がひらひらと風にひらめく。
心ばかりのご祝儀を渡すとジュース2本を頂いた。



「ぼくも、もっと、行きたいよう~~」
若いお母さんの手を引っ張って、半分べそをかいている坊や。
ここまでずっとだんじりの紐を引いて歩いてきたのだという。
「ここで待ってると、また来るからね」
なだめるお母さん。


お母さんが、「ここで待っていようね」
といったのには訳があった。
お母さんの友達が、二人の幼い子を連れていた。お兄ちゃんは、まだ歩く元気があるけれど、妹の方は、疲れて眠ってしまったのだ。眠った子を抱っこしてでは、だんじりの後を付いて行くのが大変だ。
諦め顔のお兄ちゃんの顔がいじらしい。

秋祭りを通して、地区の結びつきがあり、子供の心には、楽しい思い出として残っていくに違いない。
コメント (12)
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