秋晴れの昨日の午後ウォーキングのコースを変えて、足を向けた。
ここは、故木村篤太郎氏の生家である。
この町で育ち、高校の大先輩でもある木村氏は、司法大臣、法務大臣、防衛庁長官と、要職を果たされて94歳で逝去されたこの町の名士である。
修復復元されているけれど、子供の頃の遊び場として広い家のあちこちにあるものが全て懐かしい。
この箱階段を上って天井板を持ち上げると天井の低い2階に繋がっていた。
説明によると江戸時代の屋号を「油や」という商家であったらしい。
典型的な町屋の造りとの事である。
台所に続いてつるべ井戸がある。
今も水があるそうだが危険なので竹で蓋をしている。
長い間無人で締め切っていた「辻家」が「まちや館」として生き返ったことは、少女の頃の友人との思い出と重なりとても嬉しいことである。