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明日香から広陵町に回って、馬見丘陵公園に行った。
食事中 降っていた雨が上がって、公園はしっとりとした雰囲気の中にあり、ウォーキングの人を何人か見かけたぐらいで静かだった。
水鳥の遊ぶ池の畔を歩き、乙女山古墳に沿ってウッドデッキというのか、木の板を敷き詰めた道をこつこつと靴音を鳴らして散策した。
「いつ来ても綺麗に管理されているなぁ」と友人と感心しながら、小鳥の囀りを耳にしながら歩いた。
山茶花の長い垣根は今花盛りで、クロガネモチの赤い実とが花の少ない時期に目についた。
確か蝋梅が沢山咲いている場所があったと思い出して、ウォーキングの人に尋ねて、教えてもらった方へと歩いていくと、いい香りと共に、雨のしずくをまだ花に載せた蝋梅と出会えた。
長い実を木の枝いっぱいにぶら下げた面白い木が通りすがりにあって、「なんやろなぁ」と傍に行ってみると、木にプレートがあり「キササゲ」と書いてあった。
このプレートがなかったら、ずっと、「あの木なんやろ?」と気になっていたろうにと思う。
帰って図鑑で調べてみると、このキササゲの花は、蘭科の花に似ているので、是非咲いている花の頃に見たいと、また一つここにくる楽しみが出来た。

