嫌な梅雨の季節を、うまく逆手に取ったように、添えられた蛇の目傘と、アジサイの一片。
傘の色とアジサイの色が統一して水色というのも気に入った。
横のガラスの小鉢ともうまくマッチしている。
日本料理には、このような季節を取り入れて、味わう前にまず目で楽しむ繊細な心配りがあるのでいい。
こうなれば、蛇の目の傘は余分なうるさい存在となって目に入る。
板場さんに叱られそうで、
揚げ物の敷き紙にはちゃんとアジサイの花が描かれているのだ。
何気なく、無駄のない装飾が、料理を一層引き立てるものだ。
さて、これはどう見ても、一見ハンバーグかコロッケと言ってしまいそうな画像だが・・・
名前は「ほっぷしゅうくりーむ」
カリカリ、サクサクのシューの香ばしいこと。
クリームは、バニラ、カスタード、抹茶の3種類だった。
それがなんとも美味しいジューシーなクリームだ。
大阪梅田で娘が買ってきてくれたお土産だった。
その日のうちにお腹に入ったが、美味しかった食感と、画像が登場して、
「見た目でないよ、心だよ」と言っているようだ。