< クラシックな六甲山ホテル> | |||||||
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旧舘にはその名残の残ったスペースがあり、外の涼しさと共に、ほっとできる空間である。
バーベーキューレストラン、ジンギスカンからの夜景を見ながらの食事をしたあと、こんなに綺麗なのだから、7階の屋上展望台から写真を撮ろうと屋上に登った時、何人かの人達も、「綺麗ね。」の感嘆の声を上げていた。
ところが、なんと言うことか一瞬の間にあの美しかった光がなくなってしまった。
屋上の外灯に浮かんだ灯りに、流れる白い幕がどんどん下から湧き上がって展望台の螺旋階段さえ足元を包んでしまったのだ。
1000万ドルの夜景は、全て濃霧のヴェールに隠されてしまった。
1000万ドルの夜景の美しい眺望をホテルのHPからリンクさせてもらった
早朝まだ幾らか霧の残っ芝生の庭園のベンチと、2時間くらい後のすっかり霧の晴れた同じ場所である。
林の中から、幾種類もの鳥のさえずりが聴こえてくる涼しい山の朝だった。