里山が荒れて人の歩ける道さえなくなっていくという、そんなことが地域の自然を大切にしたい人たちの間で、問題になることが、聞かれるこの頃です。私が小学生くらいだった頃は、ずいぶん遠くまで近所の友達と野山遊びに行ったものです。学校も家庭も夕方には帰って来る子供たちの声が、何の心配もなく、夕食の支度をしながら待ってくれたものでした。
金剛山麓にひろがる里山が、大きな計画の下に、自然をできるだけ残して「5万人の森」として里山公園がオープンしたのは、2007年10月のことでした。 このような公園について、市の利用者があるのだろうかと、完成当時は賛否両論でした。 歩くことの好きな私は、近くにこのような公園ができたことが嬉しくて、時間を見つけては、ちょっとした山歩きの気分で、公園の端から端まで、何度も行っていい運動の場として利用しています。
オープンを記念して、個人や団体活動の一つとして、植樹をしてくれました。50cmから1mくらいの細い楓が、あちこちに植えられていましたが、それが5年経った今公園の彩として里山を綺麗に飾るような大きさに育ってきています。
5万人の人口になるようにとの願いで、命名した公園ですが、少子化の波はこんな田舎の町にも押し寄せて、学校での児童生徒の減少が、驚くばかりです。
最近では多府県ナンバーの車が見られます。小さい子供連れの若いご夫婦を見ますと、微笑ましく思って目で追っかけています。 また高齢者のグループが休憩所のベンチで語りあっているのを見るのもいいものです。
ここに立って、一番下に見えるところは、この山の谷そこに当たるようなところですが、その谷底までは、いくつかのカーブの急な下り坂がありますし、下ったら今度は、ハァハァいいながら登ってこなければ、ほかに楽な道がないので、5年前には3往復ぐらいした体力があったのですが、怠けているうちに、元気は敗退してしまいました。 今は上から見下ろしている状態です。
「産直の野菜や果物兼お土産など並んでいる自然と柿ファーム」に3日に1度くらい買い物に行きます。近くにもあるのですが、ここは駐車場が広いので楽なのです。
時には高い高い階段登りにもまた挑戦したいものです。