石段を上がるにつれて視界の中に入ってくるもみじは本当に美しいものです。 とんとんと登れなくてもゆっくり周りを楽しむのも年を重ねた証だと思いながら、重文・楼門を入り朱色の美しい拝殿に辿り着きます。 先ず拝殿から本殿に参拝しました。 丁度この本殿の裏山が談らい山・566mです。重文・権殿横の登山口から徒歩10分くらいで、着きます。
拝殿西の回廊の御簾があげてあります。 そこからの眺めは抜群ですが、私の好きなのは、この回廊の吊灯籠のある風景です。
燃えるようなもみじを従えるような灯籠の並びは、欄干のぎぼうしとともにいつ見ても趣のある眺めです。
回廊をゆっくり歩きながら、吊灯籠のある風景を、いくつもカメラに収めていきました。 ここでは多くの人が撮影をしていますので、人のいなくなった隙間を見つけての撮影です。
この回廊からは、もみじを堪能するほど眺めることができます。 まだここでも緑の葉が見られます。 足早に去っていく秋ですが、名残のもみじは、多武峯では楽しむことができます。