今日出かけようと思っている山のほうに、雲が掛かり二段の光芒が見えていました。
天川村洞川の「ごろごろ水」汲みは今年最後となるかもしれません。 暖冬だとの長期予報は見直され、どうやら厳しい冬になるような予報が出ています。 積雪があるともう山には行けません。今日も他府県ナンバーの車がきています。
山上川の両岸はすっかり冬の装いになっています。採水場から川上と川下を撮りました。清い水の流れです。
採水場を後にして、川上へ車を走らせました。こんな時期にはもう車には出会うことがありません。冬篭りの山のようです。
吉野杉に囲まれた林道を行くと 役ノ行者 のご母堂を祀った母公堂が右手に見え更に進みます。ここには最初の「女人結界門」の標柱があります。初めてここに来た時は、ここから行ってはいけないものと思い、大急ぎでUターンしましたが、本当の結界門は、林道の突き当たりの橋を渡った所にあって、そこから先は足を踏み入れることができません。
この大橋茶屋の駐車場までの途中は、手前になる杉木立のために視界は、前方の道路と木立のみだったのですが、誰もいない駐車場に車を停めて、低く雲の垂れ込めた山間に、冠雪した大峯の山が突然姿を現しました。 夏に来た時には、修行の西の覗きの場がカメラを望遠で引き寄せると見えたのですが、このように雪に覆われていますと、説明板の絵図を見ても、どれがどの峯なのか分かりません。 でも神秘的な修行の山が一層神秘的に見え、表現しがたい感動を覚えました。いつまでも眺めていますと、雪雲がさぁーときて今まで見えていた山が見えなくなります。 その時になって気がついたのですが、粉雪が舞っているのです。私の初雪でした。