本堂前のツツジの植え込み
山の辺の道の中ほどにある古刹長岳寺の大門です。
大門をくぐると両側にヒラドツツジの花が今を盛りと咲いている生垣が続きます。
こんな桜の古木があって桜の季節には参道を、きっと覆うように桜の屋根を作ってくれるのでしょうね。
ピンクのヒラドツツジに慣れた目には、漆喰塀に絡まって伸びている新緑の蔦の葉が新鮮に目に沁みるように入ってきます。
やがて日本最古の鐘楼門が見えてきます。この鐘楼門は、平安時代に弘法大師創建当初の唯一の建造物で 重要文化財に指定されています。
長岳寺は大和神社(戦艦大和の名の由来の神社で、当ブログには何度か掲載)の神宮寺として弘法大師が創建した当時には、塔中48ヶ坊宗徒300余名を数えるほどの、大規模なお寺だと参拝の栞に記されていました。
本堂・天明3年(1783)再建されました。ご本尊は阿弥陀三尊です。池の対岸の本堂です。池に大屋根を映しこんでツツジ、カキツバタの色どりが新緑とともに静かな華やぎとして観ることができます。
12,000坪の広い境内の散策は時間を忘れて、お昼ごろには帰ると言っていたのを途中で思い出して、家へ連絡した昨日 母の日の長岳寺参拝の日でした。
帰路の案内があり、ここを通れば別のツツジの生け垣に見送ってもらえるのですが、 駐車場が大門の左下の方だったので、来た時と同じツツジ参道を通って帰途につきました。
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