「2014・やまと・はなごよみ」 馬見丘陵公園の公園館前の花文字が、シラタエキクの葉とセキチクの植え込みが、どんどん育って文字を隠してしまっていました。花の季節になった証でもあるような気がして、やはりここに来た時にはカメラに収めているように、いつもの習いの通りの行動をしました。
今公園で美しく咲いている花の木は、山法師です。まるで白い蝶が集団で木に留まっているように見えます。「季節の花300」から山法師を開きました。
・開花時期は、 5/ 5 ~ 6/15頃。
・「山法師」の名前は、
中央の丸い花穂を坊主頭に、
4枚の白い花びらを
白い頭巾に見立て、
比叡山延暦寺の
「山法師」になぞらえた。
・秋には実が
イチゴのように赤く熟す。
・花水木とよく似ているが、
咲く時期が
花水木より2週間ほど遅く、
また、花の先端がとがっている。
(花水木は丸い)
・中国名は「四照花」。
枝いっぱいに花が咲いたときの、
四方を照らす様子を表現している。
・6月15日の誕生花(山法師)
・花言葉は「友情」(山法師)
・「この夕(ゆうべ)
柘(つみ)のさ枝の
流れ来(こ)ば
梁(やな)は打たづて
取らずかもあらむ」
柘(つみ)= 山法師
万葉集 作者不詳
丘陵公園の木々は新緑の萌えるような時期であるので、この山法師の白が木の梢に、覆いかぶさるように咲いているのでとても目立って華やかさはないのですが、美しく存在感のある花です。
離れて遠くから見ているとうっすらと雪をかぶっているようにも見えます。秋になって桑の実のような赤い実になった時、カメラをそこに向けるだろうかしらと思いながら、沢山見た花の中で先ず山法師をアップしました。