何も知らないでこの画像を目にしたら、きっとガクアジサイと言ってしまいそうな花でした。
先日NHKの夕時のテレビで、「唐招提寺に瓊花の花が公開されています」と、放映されていました。
うちわ撒きには何度も行っていますのに、その前に咲き終わっているこの清楚な美しい花を、まだ見たことがなかったのです。だから今年こそお参りしたい・「瓊花」の花の咲く頃にと思っていました。
GWの真っただ中交通渋滞の大変さを避けて、近鉄吉野線福神駅から西ノ京まで、楽に座って電車で行ったのはいい選択でした。
国宝金堂の荘厳さに迎えられて、「アぁ、こんな新緑の美しい時に来られてよっかった。」と緑の風の中に飛び込んできた喜びを感じました。
今日のお目当てはこれです。しかも5月6日で公開は終わりますということは、花の時期が過ぎていくのです。
季節の花300で調べても載っていないはずでした。ここに説明されているように、鑑真和上の故郷である中国揚州の名花で、かつて隋の皇帝・よう帝が大変気に召されたため、それ以来門外不出となった名花とのことで、唐招提寺の瓊花は特別に頂いた国内でも貴重な株となりますとの説明で理解できました。
アゲハチョウがかなり高木の所で飛び交い蜜を吸っている長閑な光景で、「瓊花」の咲く頃は、春の終わりと夏の到来を告げると、頂いたパンフレットに書かれているの本当の初夏のさわやかな日に、鑑真和上の御影堂供華園で満開の「瓊花」と出会うことのできたのは本当にうれしい日となりました。
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