お雛様を観た後、先日通らなかった林のなかの散策道をゆっくり歩きました。
古民家のある風景は、いつも来た時には通りますが、アングルを変えてみると、前とは違った古民家と出会ったような気がしていいものです。
屋根がかなり傷んでいるようですが、生け垣の外の木に葉が茂り、花が咲くと古民家はそれにかくれんぼしてしまいます。
暫く続くこの林が好きです。
林を透けて青空がすぐ裏側にあるように見えます。
秋に来た時には、燃えるような紅葉の林だったような、その幻想が早春の森を歩きながら、思い描くのも
木々の生きる力が漲っているので、なんでもない林が、輝いて見えるものです。
突然緑色の面をした池が現れました。
周りの新緑が池の面を染めているのですね。
池の面がまるで画布のようです。
梅園の梅もかなり咲いています。
来るたびに花の色が濃くなってきています。
白梅も、もう紅梅に負けてはいません。
香り一杯が、訪れる人へのありがたい贈り物です。
何度も来ている公園ですが、これは見逃していました。
元気な時だったので、せっせと歩いて行き過ぎていたのでしょう。
東屋の中央に狐さんが座っていました。
足を休めたい時だったので、狐さんとゆっくり見つめ合いました。
「矢田の熊五郎狐」っていう伝説の狐なのを知りました。
今もこの土地の人の心の中に優しい思いを与えてくれている様で、お花や涎掛け、マフラーのような温かそうな布もあるのを見て、
私も少し優しさを頂くことができました。