カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

西吉野町 賀名生の里 早春 紅枝垂れ

2017年03月09日 | 我が町

 

かつての西吉野村も、今では市町村合併で、五條市西吉野町と、賀名生の梅林も我が町の梅林と、

親しみを持って花の咲くのを待つようになりました。

今年は花の見ごろの頃は、この足に状態では、山に登り山を巡ることのできないのを自覚して、花の見ごろは諦めて

伝承館のお雛様を観て、南北朝時代の皇居跡の、これから咲く時期を迎えていく枝垂れ桜の枝振りを見てきました。

 

 

 

 

 

堀家の枝垂桜も花の季節の準備中です。

 

 

実は本当の目当ては、この枝垂れ梅だったのです。

幻の五新鉄道の敷地沿いに咲くこの紅枝垂れは、もし鉄道がだめならせめてボンネットバスの窓から

この見事な枝垂れ梅を見ながら、五條の町と十津川温泉や、新宮へと旅人を運んでいたに違いないようなことを

想像しながら、甘い香りと降るような紅色の花を、今年も暫くは眺めていたかったのです。

 

実家がこの近くにある友人に、訊ねたのですが、この枝垂れの咲いている地区は「屋那瀬」という地区だそうです。

合併してから昔の地区名が、その地区を昔から知っていた人でないと、分からなくなっていくこの頃ですが、

こんな機会に教えてもらえてよかったです。

 

何度見ても、今が1番の見ごろだと、思わずにいられません。

下の方はまるで、花簪のような優しさで地面近くまで下がってきています。 

 

幻の五新鉄道跡の道をしばらく歩いて、振り返りますとほかにも紅枝垂れの咲いているお家がありました。

賀名生梅林の花が終って、山は寂しい色になっているこの時こそ、この屋那瀬の紅枝垂れのまってくれる

西吉野町へと訪れる大きな喜びがあります。 

コメント (4)
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