カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

おめでとう!銅メダル

2004年09月25日 | ★ 日々の呟き
久しぶりにプールに行った。
フロントの受付カウンターに、中村智太郎選手の、パラリンピック銅メダル獲得の快挙を知らせるポスターがあった。
テレビのリアルタイムで観戦した夜の、3着でゴールした時の彼の喜びの表情が甦ってきた。
力強いキックの平泳ぎは、素晴らしかった。両手が無いという障害を乗り越え、この栄光を得るまでの努力の実った喜びがジーンと伝わってきた。

同じスイミングプールに所属する20歳の大学生の彼とは、時間帯も違って、顔をあわせたことも無かったが、このプールから生まれたメダリストに賞賛の拍手を贈りたい。
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岸和田城

2004年09月24日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
目的の場所を探しながら街中を走っていた時、石積みの綺麗なふるい石崖が目に入った。と、その上にお城が見えた。
岸和田については、この町に来たのも初めてだし、テレビで見るだんじりしか知らなかった。
せっかく来たのだから是非帰りに寄ろうと、閉館時刻を気にしながら訪れた。


三層の天守閣が美しく壁が、曇り空の中でもまばゆい白さを放っている。
天守閣自体は、昭和29年に鉄筋コンクリートで再建され、その後昭和44年に外壁や櫓も再建したと言うだけに新しい感じのお城だけれど、歴史は古く楠正成の一族によって築かれたと資料で知った。
今の二の丸が、海に突き出ていたと言う当時から約千年の間にずいぶん陸が広がったものと妙に感心した。
天守閣からの眺めは、生憎の雨模様の中、そう遠くまで見えなかったが、晴天だと、素晴らしい眺望だろうと思われる。
天守閣の前の庭が実に良かった。大小の岩の石組みが白砂の中にあり、目を見張る美しさだ。
この庭だけでも、ジックリと眺めていたいと思いを残しながら、城を後にした。
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ベイサイドモール

2004年09月23日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
海のない県に育って、山に囲まれた小さな町に住んでいると、何かの拍子に無性に海を見たくなる。
いつか友人が、夕暮れの、ベイサイドモールのことを話してくれた。
「映画を見て、海に沈む夕日が見えるレストランで、妹と食事をしたの。綺麗だったよ。」
話を聞きながら、いつか行ってみたいと思った。

昨日は、生憎の曇り空で、今にも雨が落ちてきそうな空模様だったけれど、午前中の会議が早く終わり、仕事に一区切りが付いた途端、「海を見に」車を走らせた。

映画を見る時間も、海に落ちる夕日も、全く期待できなかったが、そこには海があり、ベイサイド特有の少し異国的な雰囲気のあるのが非日常的で嬉しかった。

気に入ったバックを購入し、少し遅れたランチを、海の見える窓際でとった。
2時間足らずで来られるこの場所に、今度は、青い空と 青い海、そして願わくば日没に訪れよう。
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町を飾る花

2004年09月22日 | ☆ ふるさと・大和
借りていた本を返しに友人の家に行った。
街中の市役所に通じる道にある彼女の家の前に、玉すだれが可愛い花を咲かせていた。
建物と道路の僅かなスペースを花壇にしている。
花を育てるのが上手な彼女は、以前は屋上で沢山の鉢に蘭を育てていた。

玉すだれは、外にあるので、道行く人の目を楽しませてくれる。白い可憐な花と、すだれのような細い緑の葉が、優しく目を惹く。外に花を植える心配りが、彼女の人柄の温かさをみるようだ。
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栗に寄せて・・・彼のこと

2004年09月21日 | ★ 日々の呟き
ころころした栗が、袋いっぱい彼の家から届いた。
届けてくれたのは、彼のお父さんだ。いつもは、お母さんが見えて、暫く話して帰られるのだが、その日はお勤めで、少しでも早くと、お父さんが来てくださった。
彼は、退職した当時小学2年生、最後の教え子だ。1年2年と受け持ち、一区切りの時の退職は、後顧の憂いがなかった。
彼はやんちゃで可愛い普通の少年で、特に世話が掛かったり、困らせられたこともなかった。

退職した年、一つの決心をした。それは、この子達21名が20歳になるまで、誕生日におめでとうのはがきを書こうと。
それから高校1年になるまで、続いた。ところが彼らが高校1年になった年の4月6日生まれの子に出すのを忘れてしまった。遅れても出そうかと思ったが、そこでストップにした。

私がバースデーカードを出さなくなっても、1月の私の誕生日に必ず一枚のカードが届いた。
今年は、雪深い米沢から来た。差出人は栗を届けてくれた家の彼である。
大学3年生で、今就職を本気で探しているという。

小学3年生から、大学3年生までの彼のはがきは、文字も内容も人間としての成長の足跡を見ることが出来る。とかく、此の頃の若い子は・・・と批判の多い中、1枚のはがきに見る青年の健全さが嬉しい。

春のイチゴ、初夏の筍(それもゆがいてすぐ調理できる状態)そして秋の栗と、退職した年から、届く季節便りは、農家である彼の家の心の篭った贈り物である。
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