カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

朝市

2004年09月05日 | ★ 日々の呟き
車で5分ほど走ると朝市の場所がある。
土、日の午前中だけ開かれている。この地区の農家の人が、新鮮な野菜や花を全て百円で販売している。
我が家の季節の野菜と、仏壇の花、神棚の榊、毎月の墓参りの花は、ここでお世話になっている。
低価格もさる事ながら、新しさが嬉しい

もう一つ、その日の当番の生産農家の人と交わす短い会話も楽しみである。
私はここで、野菜の調理や、保存などの変わった知識を得た。それは大抵、それぞれの家に伝えられた素朴なものであり、異世代同居が普通の日本の農家ならではのことと、心強く感じている。

今朝、ここに行くのが遅くなってしまった。残っている品も少ない。早い人は6時過ぎには来るという。その頃には、各農家から持ち寄った農産物が、販売所の前まで並べられおり、品数も多いと聞くが、なかなかそんな時刻には行けない。

「朝起きは、三文の得」・・・にありつけない。

それでも残った中から、目当ての品を買って、帰ろうとした時、車が1台入ってきた。
降りて来た少し高齢の男性が、当番の人と、にこやかに挨拶を交わしている。お得意さんのようだ。車のナンバーを見ると「なにわ」である。

遠くからの人も立ち寄るし、それがきっかけで、毎週のお得意さんにもなって行くのだろうと
微笑ましくなって、「さよなら」をした。
コメント (7)
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