カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

床下にも繊細な木組み

2004年09月13日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
六十余段の石段を上って仁王門をくぐる。すざましい形相の仁王さんに迎えられて、道成寺の境内に入る。右手の三重塔の姿がとてもいい。安珍・清姫の悲恋、情念で余りにも有名なお寺だが、広い境内は鎮まり返っている。
                                           

                                         
もう何年か前、ここで聞いたお坊さんの、安珍清姫の絵説きが面白く、その語り口調まで思い出し思わず顔がほころびる。

本堂にお参りした後、護摩堂の前で足が釘付けになる。
床の下部分の木組みが目を捉えた。どこのお寺のお堂も、軒下部分に施されている木組みが、ここでは、軒下にもあるし、それと同じ繊細な組み方が、床下にもある。
建築のことは、名称も含めて、全く知らないが、余り他のお寺で見かけたことが無い。
他で見落としていたのかもしれないが・・・

建立当時の人の願いが、こんなところにも表れているような気がして、暫く見入っていた。
コメント (2)
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