六十余段の石段を上って仁王門をくぐる。すざましい形相の仁王さんに迎えられて、道成寺の境内に入る。右手の三重塔の姿がとてもいい。安珍・清姫の悲恋、情念で余りにも有名なお寺だが、広い境内は鎮まり返っている。
もう何年か前、ここで聞いたお坊さんの、安珍清姫の絵説きが面白く、その語り口調まで思い出し思わず顔がほころびる。
本堂にお参りした後、護摩堂の前で足が釘付けになる。
床の下部分の木組みが目を捉えた。どこのお寺のお堂も、軒下部分に施されている木組みが、ここでは、軒下にもあるし、それと同じ繊細な組み方が、床下にもある。
建築のことは、名称も含めて、全く知らないが、余り他のお寺で見かけたことが無い。
他で見落としていたのかもしれないが・・・
建立当時の人の願いが、こんなところにも表れているような気がして、暫く見入っていた。
もう何年か前、ここで聞いたお坊さんの、安珍清姫の絵説きが面白く、その語り口調まで思い出し思わず顔がほころびる。
本堂にお参りした後、護摩堂の前で足が釘付けになる。
床の下部分の木組みが目を捉えた。どこのお寺のお堂も、軒下部分に施されている木組みが、ここでは、軒下にもあるし、それと同じ繊細な組み方が、床下にもある。
建築のことは、名称も含めて、全く知らないが、余り他のお寺で見かけたことが無い。
他で見落としていたのかもしれないが・・・
建立当時の人の願いが、こんなところにも表れているような気がして、暫く見入っていた。