カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

みのり

2004年09月26日 | ☆ ふるさと・大和
夏篭りからやっと脱出した。もう3ヶ月もウォーキングをしていなかった。
この夏は暑すぎた。涼しくなってからにしようと、暑さにかまけて怠けていた。

爽やかな風の中、ゆっくりと歩き始めた。辺りはすっかり秋の色に満ちている。北の住宅地に続く銀杏並木を見上げると、黄色くなった銀杏が鈴なりになって今にも落ちそうだ。


次にに目を捉えたのは花梨の実だ。葉っぱのない木にしがみ付いている。ここの畑では昨年は、木枯らしの吹く頃まで実が付いたままだった。

初日なので半分の地点から折り返すことにした。交差手を渡って 反対側を歩く。ここは、山側なので果樹園がある。最初に出会ったのは栗の実。まだ、イガイガのマントに包まっている。


暫く行くと柿山の下だ。橙色の大きい実が、重そうに枝になっている。収穫の日が近そうだ。今年は、育ちがよく甘味がたっぷりと聞いている。

柿の木の下に、紫色のイチジクが顔を覗かせている。たった一つしか付いていないところを見ると、収穫が終わったのだろう。

柿山の端に2本の蜜柑の木がある。緑色の実の中に僅かにオレンジがかっているのがある。この蜜柑がすっかり色づく頃、このウォ-キングロードに金剛おろしが冷たく吹いて来るのだ。
往復3キロしか歩かなかったが、味覚の秋の果物たちと対面したのは、大きな収穫だった。
コメント (10)
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