行動309号線を下市から天川村に向けて、車を走らせていた。
洞川の名水「ごろごろ水」を汲みに行く途中のこと、 右側の要壁が薄紫に覆われているのが、瞬間であったが視界に入った。
助手席にいる友人に、「あれ何だった?」尋ねたが、左に座っているので、目に入らなかったようだ。
カーブの多い山道なので、前方に神経が集中していて、、さ~~と通り過ぎた横の薄紫の確証を掴めないまま、「帰りに止まってみよう」と目的地に急いだ。
水汲み場は、昨年整備され、湧水源からパイプで送られてくる冷たい水が、勢い良く出ているので、タンクにいっぱいになるのに時間が掛からない。下にタンクを受けていないパイプの穴からは恵みの水が、 出っ放し状態である。
土、日曜は、大変な人らしいが、平日に行くから、そんな場面に出会った事は無い。
二人分でタンク8個を汲み終えて山を降りる。
道幅の広い所で対向待ちをしなければならない区間が終わって
例の場所近くに車を停めた。
なんと、それは、萩の花だった。見上げると1軒家がある。多分その位置から、崖を這うように道路に垂れ下がって育ってきたのだろう。萩の名所には行くことがあるが、こんな見事なボリュームのある萩は初めてだ。「こぼれ咲く萩」と表現されることがあるが、これは「萩の滝」と呼びたい。
きりぎしを薄紫に装いし 萩の滝あり吉野路日暮れ
洞川の名水「ごろごろ水」を汲みに行く途中のこと、 右側の要壁が薄紫に覆われているのが、瞬間であったが視界に入った。
助手席にいる友人に、「あれ何だった?」尋ねたが、左に座っているので、目に入らなかったようだ。
カーブの多い山道なので、前方に神経が集中していて、、さ~~と通り過ぎた横の薄紫の確証を掴めないまま、「帰りに止まってみよう」と目的地に急いだ。
水汲み場は、昨年整備され、湧水源からパイプで送られてくる冷たい水が、勢い良く出ているので、タンクにいっぱいになるのに時間が掛からない。下にタンクを受けていないパイプの穴からは恵みの水が、 出っ放し状態である。
土、日曜は、大変な人らしいが、平日に行くから、そんな場面に出会った事は無い。
二人分でタンク8個を汲み終えて山を降りる。
道幅の広い所で対向待ちをしなければならない区間が終わって
例の場所近くに車を停めた。
なんと、それは、萩の花だった。見上げると1軒家がある。多分その位置から、崖を這うように道路に垂れ下がって育ってきたのだろう。萩の名所には行くことがあるが、こんな見事なボリュームのある萩は初めてだ。「こぼれ咲く萩」と表現されることがあるが、これは「萩の滝」と呼びたい。
きりぎしを薄紫に装いし 萩の滝あり吉野路日暮れ