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「うん、あと1周で終わるから待って。」
ウォーキング中の携帯のやり取りで、恋野行きを決めた。
彼女と同じコースを歩いているが、行く時間も、歩くペースも違うのでいつも別行動の歩きだが、駐車場にある車でその日、運動に来ているかどうかがお互いに分かる。
駐車場に戻ると彼女の車に便乗して和歌山県橋本市恋野のあじさい園に行った。
和歌山県といっても上野公園とは隣接で、一度家に帰るよりも距離的に近い。
前日の雨で紫陽花の花は生き生きしていた。
やはり紫陽花は雨に似合う花だ。
行って驚いたのは、あじさい園の傍の池の周りが綺麗に整備されていたことだ。
この里では紫陽花と共に周囲の景観にも力を入れているのだろう。
高齢者施設の車が2台、紫陽花の間の道を通ってゆっくりと山に登って行った。