カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

 R42 太平洋 気持ちも広々として

2012年04月20日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
市の絵画部主催の「潮岬方面作画・撮影の旅」に連れて行ってもらいました。


高速道路を降りると潮岬まで走るバスから眺める海に「海大好き」な心がわくわくしてきます。
海辺の樹に南の風が、黒潮に乗って季節が進んだような気がします。

   

椿温泉で小休止しました。
足湯の案内板があったので、例え5分でも・・・といって見ましたらなんと定休日で残念です。
昔ここに泊まった時は、足湯がなかったのですが、もっと人が多くて活気があったように覚えています。



青い空と紺碧の海。
磯からぽっかり浮かび出たような小さな島。
海のない県に生まれて、この広々とした海を終日見られるのがとても嬉しいものです。
穏やかに凪いでいるからこそ、そう思えるのは承知ですが、いい日にいいバス旅行ができた幸せに感謝したいです。


海辺の木々には、南国ムードが詰まっています。



遠く沖合いを行く船をズームで呼び寄せてみました。
白波一つ立っていない海面を滑るように動いていました。

  


磯辺で少し遊んだ後、バスに戻ろうとした時、海から上がってきたおじさんと出会いました。
朝から潜っていたとのことでした。
どんな収穫があったのか、先に行く人と話していたらしく、聞きそびれてしまいました。
漁師さんのガイド口調は、この海に生きている逞しさを、ユーモアを交えた語り口で、親しみの篭ったものでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梨園 白い花天井

2012年04月19日 | ☆季節

里の桜も散り急ぎ、この町の高原の梨園は今、白い花盛りの時期を迎えました。
例年よりも花の時期が、サクラと同じように1週間くらい遅れているそうです。


遥か後ろに、金剛山を背景にしたたような、南斜面に広がる高原です。
春の太陽が降り注ぐ朝に、くうのパパさんの梨園を訪ねました。



蕾も所々に見かけましたが、明日から雨なので今日は頑張らねばと、家族総出の受粉作業に精を出してお仕事に専念されていました。


昨年より多くミツバチの箱を置くことができたそうで、写真を撮っている耳元でも、ミツバチの羽音がして、せっせと蜜を吸いそのお返しのように、花から花へと飛び回って花粉を運んでいます。


しかしこの広い梨園で、ミツバチだけに受粉作業を任せておくわけには行きません。
開花期間の短い間に受粉を終わらせないと、果実の生産に関わってきます。
パパさんとおにいちゃんは、今年初めて取り入れた新兵器での作業です。
勢いのいい音が梨園に響き、時々聞こえる鶯がその合いの手に、こちらはのんびりいい声を競い合っています。
お母さんたち女性軍は、長い柄のついた刷毛で、まるで梨の花に優しくお化粧をするように、それも次から次へと素早く手を動かしています。


梨の花は真っ白です。
葉の新芽が出てき始めているので遠くから見ると、やや黄色く見えるのはそのためです。
白い花びらに今日のような太陽に当たると、花びらが透けてとても綺麗です。
秋には美味しい実をつける、命の営みのような、受粉作業を、白い花天井の下で、家族総出の忙しい時期が、お天気に左右されながら大変なご苦労です。



この辺りの大阿太高原は、白い花天井のような、美しい梨の花盛りです。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大和郡山城 石垣の大数珠

2012年04月15日 | ☆ ふるさと・大和

お城の桜まつりは15日までとなっていますので、お祭りは終わったのでしょう。




「桜名所百選の地」の銘盤がここでも見ました。
先日和歌山県の根来寺で見て来たばかりです。
他の98の桜の名所も調べてみたくなりました。
近県であれば桜の時期に訪れたい気持ちが湧いてきました。






桜は散り始めていましたが、散策道にも、お堀にも石畳にも、美しい散り花の風情を見せてくれています。
といっても、まだまだ花一杯の石垣の装いなど、本当に綺麗でした。
こんなに綺麗な桜の名所を、電車の窓からしか見ていなかったのが、勿体無いとつくづく思います。



お城の桜を見ながら、一番印象的だったのは、この大きなお数珠です。
お数珠に囲まれている石垣をよく見ますと、石垣用の石に混じって、お地蔵様や石仏まで石垣を支えているではありませんか。
高取城でも見たような記憶があります。
お城の石垣積みには、庶民のささやかな信仰さえも、捧げなければならなかった時代だったのでしょうね。



石垣を取り巻くお数珠の説明が、書かれています。
心ある人たちによって、供養のためにこのような大数珠を作ったのだとわかりました。
時代の動きで仕方なかったことを、長い時間の流れの後に祈りの気持ちをこうして表したのが何か、今救いのようでほっとしています。



手前の茶色いのが近鉄電車の線路です。
この線路を走る電車の窓からこんな美しい景色が一瞬に見えていたのです。
この日、一番美しいと思ったのは、この場所からの桜でした。
来年また観桜に来たい場所が一つ増えました。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遍路歩記展 大和郡山城ホール

2012年04月14日 | ☆ ふるさと・大和

13日、大和郡山市へ行ってきました。
この駅に降り立つのは初めてです。
京都や、奈良へ行く時、電車の窓から見えるお城の石垣や、桜、金魚の養殖池などが目に入りますと、郡山を通過中だなぁなんて思いながら、ぼんやりそれらが視野から遠のいていくのを見送っていました。
お城まつりの開催中で、美しい桜も満開でしたが、お城と桜の記事は次回にします。



ここに来た大きな目的がありました。
それは、15日まで郡山城ホールで開催されている、遍路歩記展を観るためでした。
徳島市在住の、宮本光夫氏の写真作品展です。

竜馬16さんが記事にされています

 

遍路道で出会った人々の写真日記パネル40点の作品が展示されていました。
写真には、その時に出会った人たちとの、心温まるエピソードや、お接待にまつわる感動的なお話が、書かれています。時には人の優しさに思わず目頭が熱くなることもしばしばでした。


「やさしさをかみしめて 遍路歩記」というテーマの作品展でしたが、まさしく歩き遍路ならではの、厚い人情のふれあいが盛り込まれて、写真も、そのときの日記も一つ一つが、珠玉のような光を放っているように見えました。

     

郡山城ホールの前とそこから真正面に見える、お城まつりの会場です。

会場で頂いた感動を噛み締めるようにしてゆっくりと、お城に沿って駅まで歩きました。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花散らしの雨

2012年04月13日 | ☆ ふるさと・大和
早くから満開になっていた堤防の桜並木が、花散らしの雨の中で、「散っても美しい」と車の中で見ながら、写しながら、渋滞を幸に助手席にカメラを置いておきました。



    

高田川に浮かぶ花筏はきれいです。
堤のしたの歩道も花桟敷です。
道路の端にも花びらが並んでいます。
こんな桜を見ていると、とてもいとおしく思えます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする