カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

白妙ひまわり

2012年09月13日 | ☆季節

 

朝夕はかなり涼しくなってきました。秋をここに沢山見つけて、近くを散歩するのもようやく楽しみになってきました。それなのに真夏のひまわりが並んでいるっておかしいですよね。これは小さな秋の「白妙ひまわり」なのです。コラージュの画像処理で一輪を九輪に並べて楽しんでみました。

茎や葉が白い細かな綿毛に被われて、全体が銀白色にみえます。葉は卵形から披針状卵形で互生します。晩夏から秋にかけて、黄色い頭花を咲かせます。この頭花は太陽につれて廻ることが確認されています  

白妙ひまわりについて調べていますと、上記のように書かれていて、夏のひまわりと大きく違うことは、花が太陽につれて回ることというのを初めて知りました。家のすぐ近くだと、本当にそうなのか実際に見たく思いました。

   

このように、コスモスのように乱れ咲いていますので、細い茎だから太陽につれて花が回ることも肯けます。

  

場所を変えて写してみますと、光の加減で葉と茎が「白妙」の名が付けられたのがよく分かります。この花は農家の畑の片隅に植えられています。

花の終わった夏のひまわりが、種を実らせてうつむきがちにしている傍で、秋の訪れを賑やかに知らせてくれます。

  

金剛山を背にして、「真夏並みの日中の最中でも、元気に咲くのはやっぱりあなたはひまわりね。」

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がんばれ!ガンバレッ!

2012年09月12日 | ★ 日々の呟き

  

買い物をしてレジを済ませてからふと振り向くと、小学校低学年くらいの女の子が、クライミング練習ボードに挑戦して格闘中です。お店に入ったときには気がつかなかったのですが、入り口のすぐ傍にクライミングボードがあったのです。ということは、私が店内に入ったときにはその少女と両親も買い物中だったのでしょう。

足を掛ける所を探りながら、手の掴まる場所を見極め、なかなか集中力と体力のいるトレーニングボードに、興味を持って私は、応援の掛け声をかけたい気持ちで、見つめていました。

足元には安全マットの分厚いのが敷いてありますので、落ちても心配はありません。

  

何度も挑戦する少女に、「写させてね。お顔は撮らないから。」と声をかけてカメラを出しました。お店の人にも了解を得ました。

左足を安全ポイントにおいて、右足の力の入れようが足の裏の反り方から見て、精一杯の力が入っているようです。

  

もう1息、もう1息。次第に上に近づいてきました。なんだか自分が登っているような、緊張感を持って眺めていました。

ここで力が尽きたのでしょう。どすんとマットに着地してしまいました。いつの間にか、ご両親もボードの傍に来ていました。

登山の好きな女性になるのだろうなぁ~~~なんて思いながら、3人と駐車場で別れました。

      

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朝焼け

2012年09月11日 | ★ 日々の呟き

  

夕焼け空を眺めることは、時間的にも私の暮らしの中でよくあることです。

綺麗に焼けている空を見ますとすぐカメラを持ち出して裏の道に出ます。

ところが今日の画像は夜明け前というよりも日の出前の、東の空です。滅多に日の出前には起きていることは無い寝坊な私ですが、この朝は縁側のカーテンの外があまり明るいので、「しまった 寝過ごした。」と飛び起きました。

 

  

時計を見ると5時少し過ぎです。寝過ごしどころか早すぎる目覚めとなった朝でした。濡れ縁に出ますと、金色の筋雲が奥吉野の山の峰に沿って流れるように伸びています。

こんな美しい朝焼けを見せてやろうと、起こしてくれたのはありがたい神様でしょうか・・・

  

真上の空を見ますと秋の薄い雲が淡いピンクに焼けて、白いお月様が見えています。

  

真上から西のほうに目を移していきますと、ピンクの真綿のように柔らかそうな雲が鉄塔の周りに、遊んでいるようです。

 

これは、夕焼けでお馴染みの南西の空です。ということはこの日の朝焼けは、空全体に広がっていったのです。

もう日が昇ったのかと東のほうへ行って見ましたが、山の中から顔を出してはいません。

もう少し日の出の場所が、南に下がってくると大台山系の山並みからの日の出が、外に出なくても濡れ縁から見ることができるでしょう。

 

9月10日撮影

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平和の祈り 平山郁夫展 佐川美術館 近江路 お終いの巻

2012年09月10日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

いつも行き過ぎてから、「佐川美術館へ行けばよかった~~~。」と残念に思って何年か過ぎてしまいました。今回は一番最後に、必ず行ってゆっくりとした時間を、ここで過ごす計画をしていました。      

 

   

館内の敷地が琵琶湖を模したように、三つの建物が全て水面に建っているような設計に先ず驚き感動しました。平山郁夫館を中心に、佐藤忠良館が水面を隔てて並び、平山郁夫館の奥には楽吉左衛門館が、水の揺らぎの中にあるという今までに見たことの無い、光と水の幻想の中にある美術館でした。

  

  

「平和を求めた遥かな思い「平和の祈り」と名づけられた日本画の展示室では、仏教伝来をテーマに「シルクロードシリーズ」を画き続けた平山郁夫氏当館所蔵作品330余点の中からテーマごとに常時60点あまりを展示し、日本文化の源流に迫る平山郁夫氏の世界をご紹介しています。」  

 館内の作品は撮影禁止ですので、入館のときに貰ったパンフレットで、平山郁夫氏の、作品について記された部分を転写しました。

  

奈良・薬師寺の玄奘三蔵院大唐西域壁画殿の堂内を飾る〈大唐西域壁画〉を、薬師寺で拝観した時の感動が、この館内の作品を鑑賞していますと、一つ一つの作品が、大唐西域壁画と重なって、ジーンと目頭が熱くなるような、薬師寺での神聖な雰囲気が甦ってきました。

薬師寺で説明された僧侶は、これは絵画(壁画)ではなく、入魂されて壁画そのものがご本尊なのだと、言われましたが、身が引き締まるような、仏様に包まれているような感じでした。 

  

 この館内の作品の全ては、平和を祈る心を描き続けた、平山画伯の尊く熱い願いの吐露なのだと思いながら、立ち止まり立ち止まりしながら観ていきました。  

  

平山郁夫画伯が30年の歳月をかけ描かれた壁画、 大唐西域壁画と薬師寺で出遭ってなかったら、この日の感動の深さはきっと違うものになっていたと思います。

玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」は、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿にお祀りしてあります。今までに三度拝観していますが、この秋再度拝観したい気持ちになりました。

旅の終わりに素晴らしい佐川美術館に行けたことは、この旅の最大の収穫でした。

長々と近江の旅シリーズにお付き合いくださって、深く感謝しております。

ありがとうございました。

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アトリュウムの睡蓮たち可憐 近江路 ⑦

2012年09月09日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

アトリウムの睡蓮たちは、ここではステージで踊るプリマドンナのように可愛いし美しい。

一つ一つの花がみんな主役だとここに来ると思いながら暫くはこの場所をいったり来たりするのが常です。 

   

全体的に見渡すと、大体こんな感じで、花の姿がよりよく見えるように、見学通路は緩いスロープになっています。

睡蓮のほかに熱帯原産の水生植物や花木が数多く育てられていますので、夏で無くいつの季節でも、色鮮やかな睡蓮と出会うことができます。全てに名前のプレートが付いていますので、それらの名前も一緒に写真を載せたこともありますが、今回は、カメラに入った睡蓮たちを順不同でここに記録として残しておくことにしました。

  

   

   

  

  

花たちが楽しげに語りかけているように思うのは、私への嬉しい語り掛けです。

いくつになっても、素敵な花たちに語りかけられるのは嬉しいものです。

私も優しい気持ちになって、花たちの語り掛けに応えるように、ひたすら見つめるひと時でした。

もし来年またここにくることができたら、やっぱりここで一番長い時間を過ごすことでしょうね。

9月1日撮影

   

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