2019・04・20撮影 十六夜の月
「天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」
作者は、三十六歌仙の柿本人麻呂。
「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」
作者は、三十六歌仙の一人として名高い壬生忠岑(みぶのただみね)です。
「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身ひとつは もとの身にして」
作者は、六歌仙であり三十六歌仙の一人、在原業平です。
「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出(いで)し月かも」
高校の古文の授業ではお馴染みの和歌ですね。 作者は、阿倍仲麻呂。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
日本人だったら、藤原道長を知らないまま大人になる人はいないという程の知名度があります。
昨夜「今夜は平成最後の満月です。」と、テレビかラジオでふと耳に入って、
庭に出てみました。月は見えたものの、瞬く間に雲の中に隠れてしまいました。
それでも、隙間を見て撮ったのが、
下の画像ですが、なぜかこんなに真っ白になってしまいました。
それで今夜は、十六夜の月なので、外に出ますと、上のように綺麗な月を捉えることができました。
今日の画像はこれ2枚しかなかったので、
「万葉集の中に詠まれている」、有名な月の詠を探してみました。
十六夜の月に限っては、見つからなかったので、とにかく月を詠んだ作品を見つけて、こんな機会にしか
万葉集を紐解くこともなったので、「平成最後の十六夜の月」の画像と共にアップしました。