カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

辨天宗御廟の桜 さくら・さくら・さくら

2019年04月05日 | ☆ ふるさと・大和

我が家の裏庭から遠く吉野川を越えて、野原町の智辨学園近くの辨天宗御廟の

桜が、肉眼でも淡い色付きが見えるようになりました。

カメラを望遠にして撮ったのが上の写真です。

 

朝から風が強く吹いていたので、早く行かないと、花吹雪の中の観桜になるかと思って、

出かけました。

これは見事なお花見日和です。

 

高台にあるのですが、すべてスロープで遠回りをして上に登れるようにしてくれてあるので、

ひざの故障も気にせず遠回りをした分、頭の上の桜を楽しみながらゆっくり登りました。

この木の背景になっているのが、金剛山でその麓から1番上の写真を、望遠で我が家から撮った

朧なピンクの部分なのです。

さくら・さくら・さくらを存分に楽しむことができました。

時々花弁が風に舞ってきます。

この道が、花の道になるにも、来週くらいでしょうか。

今日2度目の投稿でした。

2019・04・05 撮影

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世尊寺 さくら・さくら・さくら

2019年04月05日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

大淀町の世尊寺の桜です。

吉野山へ行く途中の少し北に上った所にありますので、少し早いかと思いましたが、

橿原へ行った帰りだったので、立ち寄ってみました。

   

駐車場に入りますと、早咲きのピンクの桜が綺麗に咲いていました。

ソメイヨシノの開花は、まだ少し先のようなので、

境内に入るのは諦めて、外から移しました。

 

  

万枚の枝垂れ桜は、存在感があります。

 

  

ソメイヨシノは、先初めの様子です。

 

 

 

それでも、離れてみますと、世尊寺は桜のお寺と言われるように満開を予想できます。

 

  

回廊の屋根の向こうの桜はかなり咲いています。

檀上桜は、まだだろうと日を改めることにしました。

 

 

東の回廊の向こうの赤いっハナノキは、そろそろ満開に近いです。

「ハナノキ」という命名が、この木そのもののようで面白いです。

 

 

ハナノキは梢の方の開花が早くて、まだ5分咲きです。

このハナノキが満開になったら、見事です。

庫裏の屋根を覆うようで、この時期にしか見れないこの辺りでは、珍しい木だと思います。

桜は、この先が、見ごろのようです。

その時には、ハナノキも真っ赤に花を咲かせていることでしょう。 

 

 

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さくら・さくら・さくら 橋本カントリークラブ

2019年04月04日 | 季節の花

 

 

 

 

木によっては、満開もあれば、3分咲きくらいもあります。

長い間開花の時を楽しめそうです。

 

 

カントリーの敷地の斜面になっている所に、桜が植えられていますので、

上から見ても良し、下の道から見るのもなおよしです。

 

 

 

 

雲一つない空の青さが、昨日までの寒さをどこかへ連れて行ってくれたようです。

 

このように密集して咲いているのが、昔ながらの「橋カンのさくら」として

咲くのを待ちかねて観桜に行ったものです。

この桜の下で寛いでいる両親の写真が、、部屋の茶箪笥の上に今もあります。 

 

ひところに比べると、木の勢いが落ちたように思います。

20年くらい前は、豪勢に花を咲かせていたように、記憶しています。

 

今7分咲きといったところです。

桜の時期になりますと、カントリークラブでは、このように一般の人が自由にお花見ができるように

開放してくれているのが有り難いです。

 

下の2枚の生まれたてのような花の、お父さんは、この桜の木です。

お父さんと言うよりも、じいさんのような古木ですね。

でもまだまだ、花をいっぱい枝に咲かせています。

 

 

 

 

桜のトンネルを潜って帰途に着きました。  

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橿原市醍醐池の春

2019年04月03日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

藤原宮跡を囲む大和三山、先日この山の麓のユキヤナギに、春の歓びを感じてきました。

今日は藤原宮跡の傍の、醍醐池の畔の桜と、菜の花をやや冷たい風を頬に感じながら

半日の大和の春を、目いっぱい楽しみました。

 

 

 

 

菜の花畑に下りて行く細い道があるのですが、そのわずかな坂が膝には痛いのと、転げると

止らないと思うと、恐ろしくて菜の花畑には、結局下りないで、堤防の上を桜と菜の花と、耳成山を

撮りながら歩きました。

 

 黄色い絨毯を敷き詰めたような、菜の花畑は桜とほんとにお似合いです。

 

 

耳成山に向かって、まるで枝の手を差し伸べているようです。

そんなことを思いながら、歩くのは実に楽しいものです。

 

 

桜の間から畝傍山が見えないかと、キョロキョロと見回しながら歩いていますと、この位置からだけ

畝傍山が頭を見せてくれました。

香久山は低いので醍醐池の畔からは見るのが無理のようでした。

 

 

醍醐池の枝を伸ばして、水面にその花影を映していますが、時々吹く強い風に消されてしまいます。

 

なんと優しいお顔の観音様でしょう。

手を合わせて、今日の日を頂けたことに感謝しました。

 

かなり古木と思われる幹から、芽を出した桜が、枝先の桜と同じように可愛い花を、咲かせています。

しっかり頑張っているのね。

そんな気持ちでカメラを向けました。

 

長野県でよく見かけたような道祖神のような、お地蔵さんが池の横の散策道に入る所に

ひっそりと祀られていました。

輪郭だけしか残っていないお地蔵さんは、かなりの年月ここに祀られていたのでしょう。

 

菜の花畑へ行く人たちが、次々と、国道から畑中の道に下りてきます。

いいお天気なので、花を求める時間を、みんな大切にしているようです。

私もその中の一人でした。 

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新元号 令和

2019年04月02日 | 万葉集に詠われた花木

 

 

 

新元号が決まりましたね。

「令和」

初めて万葉集からの出典と言うことでしたので、それだけでも、嬉しくて、

万葉集に詠まれている、梅の花について調べてみました。

 

春されば   まづ咲く宿の の花    ひとり見つつや   春日暮らさむ」    万葉集    山上憶良

   
 「わが園に   の花散る ひさかたの   天(あめ)より雪の   流れ来るかも」       万葉集    大伴旅人

    
 「吾妹子(わぎもこ)が   植えしの木    見るごとに   心咽(む)せつつ   涙し流る」    万葉集    大伴旅人

  「十二月(しはす)には   沫雪(あわゆき)降ると   知らねかも   の花咲く   ふふめらずして」    万葉集  紀少鹿郎女

ここまでは、昨日の季節の花300に掲載されていた、万葉歌です。

そのついでにGoogleで、万葉集の32人が詠んだ、梅の歌の序文の後に挙げられていた、32首があったので、

ここに挙げさせてもらいました。

ちなみに、万葉集で1番多く詠まれている花は、萩の花で、次に多いのが梅だそうです。

その頃の梅は、みんな白梅で、紅梅は、万葉集の頃には、日本に渡って来ていません。

 

 

 正月立ち 春の来らば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ  (815)                                  大弐紀卿       梅の花 今咲けるごと 散り過ぎず 我が家の園に ありこせぬかも  (816)                                  少弐小野大夫      梅の花 咲きたる園の 青柳は 縵にすべくなりにけらずや       (817)                                  少弐粟田大夫        春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ  (818)                                  筑前守山上大夫      世の中は 恋繁しえや かくしあらば 梅の花にも ならましものを  (819)                                  豊後守大伴大夫
     梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり      (820)                                      筑後守葛井大夫      青柳 梅との花を 折りかざし 飲みての後は 散りぬともよし     (821)                                      笠沙弥      我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも    (822)                                       主人      梅の花 散らくはいづく しかすがに この城の山に 雪は降りつつ   (823)                                      大監伴氏百代      梅の花 散らまく惜しみ 我が園の 竹の林に うぐいす鳴くも     (824)                                      少監阿氏奥島
     梅の花 咲きたる園の 青柳を 縵にしつつ 遊び暮らさな      (825)                                      少監土氏百村      うちなびく 春の柳と 我がやどの 梅の花とを いかにか別かむ   (826)                                      大典史氏大原
     春されば 木末隠りて うぐひすそ 鳴きて去ぬなる 梅が下枝に   (827)                                       少典山氏若麻呂
     人ごとに 折りかざしつつ 遊べども いやめづらしき 梅の花かも  (828)                                       大判事丹氏麻呂
     梅の花 咲きて散りなば 桜花 継ぎて咲くべく なりにてあらずや   (829)                                       薬師張氏福子
     萬代に 年は来経ふとも 梅の花 絶ゆることなく 咲き渡るべし   (830)                                       筑前介佐氏子首
     春なれば うべも咲きたる 梅の花 君を思ふと 夜眠も寝なくに   (831)                                       壱岐守板氏安麻呂
     梅の花 降りてかざせる 諸人は 今日の間は 楽しくあるべし    (832)                                        神司荒氏稲布
     年のはに 春の来たらば かくしこそ 梅をかざして 楽しく飲まめ   (833)                                     大令史野氏宿奈麻呂
     梅の花 今盛りなり 百鳥の 声の恋しき 春来るらし        (834)                                     少令史田氏肥人
     春さらば 逢はむと思ひし 梅の花 今日の遊びに 相見つるかも  (835)                                      薬師高氏義通      梅の花 手折りかざして 遊べども 飽き足らぬ日は 今日にしありけり (836)                                     陰陽師磯氏法麻呂      春の野に 鳴くやうぐひす なつけむと 我が家の園に 梅が花咲く   (837)                                      算師志氏大道      梅の花 散り紛ひたる 岡辺には うぐひす鳴くも 春かたまけて    (838)                                      大隈目榎氏鉢麻呂
     春の野に 霧立ち渡り 降る雪と 人の見るまで 梅の花散る      (839)                                      筑前目田氏真上 
     春柳 縵に折りし 梅の花 誰か浮かべし 酒杯の上に        (840)                                      壱岐目村氏彼方
     うぐひすの 音聞くなへに 梅の花 我家の園に 咲きて散る見ゆ  (841)                                      対馬目高氏老
     我がやどの 梅の下枝に遊びつつ うぐひす鳴くも 散らまく惜しみ   (842)                                      薩摩高氏海人
     梅の花 折りかざしつつ 諸人の 遊ぶを見れば 都しぞ思ふ    (843)                                       土師氏御道
     妹が家に雪かも降ると 見るまでに ここだも紛ふ 梅の花かも   (844)                                       小野氏国堅
     うぐひすの 待ちかてにせし 梅が花 散らずありこそ 思ふ子がため (845)                                      筑前橡門氏石足
     霞立つ 長き春日を かざせれど いやなつかしき 梅の花かも    (846)  
 
 
    
 
今季節の花300を見ますと、更新されていて、次のような梅の歌が掲載されています。
 
・「春されば   まづ咲く宿の の花    ひとり見つつや   春日暮らさむ」    万葉集    山上憶良    (やまのうえのおくら)
 「わが園に   の花散る ひさかたの   天(あめ)より雪の   流れ来るかも」       万葉集    大伴旅人    (おおとものたびと)
 「吾妹子(わぎもこ)が   植えしの木    見るごとに   心咽(む)せつつ   涙し流る」    万葉集    大伴旅人  「十二月(しはす)には   沫雪(あわゆき)降ると   知らねかも   の花咲く   ふふめらずして」    万葉集    紀少鹿郎女     (きのをしかのいらつめ)
 「人はいさ   心も知らず ふるさとは    ぞ昔の 香ににほひける」    古今集    紀貫之(きのつらゆき)    
百人一首(35)
 「月夜には   それとも見えず の花   香(か)をたづねてぞ   知るべかりける」     古今集    凡河内躬恒    (おおしこうちのみつね)
 「東風(こち)吹かば   にほひおこせよ の花   あるじなしとて   春な忘れそ」    拾遺和歌集    菅原道真     (すがわらのみちざね)  「君ならで   誰にか見せむ わが宿の   軒端ににほふ の初花」    金槐和歌集 源実朝 
 「大空は   のにほひに かすみつつ   くもりもはてぬ   春の夜の月」    新古今集    藤原定家    (ふじわらのていか)
 「とふ人も   なき古郷の 見月   風のなさけを   袖に知るかな」     (梅見月=2月)    蔵玉集    (ぞうぎょくしゅう)    有家
 「春もやや   けしきととのう 月と」    松尾芭蕉
 「しら梅に   明(あく)る夜ばかりと   なりにけり」    与謝蕪村(よさぶそん)
 「二(ふた)もとの   に遅速を 愛す哉」    与謝蕪村(よさぶそん)
 「一輪   一輪ほどの あたたかさ」     服部嵐雪    (はっとりらんせつ)
 「白梅や   ひと日(ひ)南を   あこがれぬ」    石川啄木
 「鳥の名の   都(みやこ)となりぬ   やしき」    千樹庵益賀 
 「道ばたの   風吹きすさぶ 野梅かな」    高浜虚子  
 
 
こうして見ますと、梅の花は古くは万葉集から、後には、俳句にもたくさん詠まれていることがわかります。
日本人にとって、多くの人から愛され、親しまれてきた花なのですよね。
 
それが、新元号に取り上げられたことは、嬉しい限りです。
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