湯川温泉 吉野家 (岩手県)

画像：夏油高原温泉郷湯川温泉くつろぎの宿吉野家湯殿  (2020.10.06)
 　　　　　　　　　　　　　　　　【宮城・岩手・秋田温泉探査2020】

岩手県西部にある湯田温泉峡の温泉宿。10年振りの訪湯湯川沿いに建つ
旅館の湯船はシンプルな構造であった。いい｢湯田｣なの湯田温泉峡の中
では頑張っている。循環・消毒と思えない程湯船の仕上がりは良かった。

【Data】含芒硝-食塩泉 68.0℃ pH7.2 　 源泉：湯川中の湯温泉(2号井)
　　　　 ラドン(RN)5.13×10ﾉ10乗キュリー

浴感：いつのまにか娘やお孫さんで賑やかになり、内装もリニュアルし
　　　てこのお宿の元気度が伝わってくる。慎ましやかなウェルカムお
　　　宿。源泉は微濁していて五右衛門風呂の様な一人様湯船も面白い。

巣郷温泉 でめ金食堂の湯 (西和賀町)

入浴速報：湯田温泉峡 巣郷温泉　でめ金食堂の湯（源泉入湯1,107湯目)
　　　　　　　　　　　　　 【宮城・岩手・秋田温泉探査2020　 2020.10.05】

この日の温泉探査も大詰めを迎えた。温泉仲間の選んだ先は普通のドライブイン。
何故か看板に♨マークが。温泉マニアではチョイ有名な先、食事をしてもらい湯
をする。勿論、食事だけでもいい。入浴料金は食事代だけ。暖簾の奥に秘めた湯。

【Data】含食塩ー芒硝泉  73.7℃ PH8.7  源泉：巣郷温泉混合泉  湧出253ℓ/ｍ
　　　
浴感：鼻孔を擽る鉱物（微石油）香、肌を潤すアルカリ成分、透明綺麗な湯色、
　　　お一人様サイズのくつろぎの湯船。これまで味わったことのない浴感だ。

記録：食堂の名前も怪しい。『でめ金』という。余程の金魚好きかと思いきや
　　　出る金でお金が沢山集まって儲かる様に名付けたらしい。湯壁に金魚絵。
参照＃①北東北（宮城・岩手・秋田県）温泉探査紀行 2020 年
　　　②日本の秘湯・極湯104選　３.公衆系 6選

大湯温泉 阿部旅館(秋田県)

入浴速報：奥小安峡　大湯温泉阿部旅館　　（秋田県湯沢市：源泉1,105湯目)
　　　　　　　　　　　　　【宮城・岩手・秋田温泉探査2020　 2020.10.06】

栗駒山の西麓、皆瀬川最上流に位置する奥小安峡大湯温泉はチョットした地獄を
形成している。斜面から噴気が噴き出し、散策路も整備されている。今回外来入
浴なので露天風呂しか入れなかった。 PH9.2だがそんなにヌルすべ感は無かった。

【Data】単純硫黄泉  82.3℃  PH9.2  　源泉：大湯温泉１号井・２号井混合泉

記録：日本秘湯を守る会、開湯は文化年間（1810年頃）、天然川風呂（夏季）
参照＃①奥小安峡阿部旅館外観
　　　②北東北（宮城・岩手・秋田県）温泉探査2020 紀行

湯ノ沢温泉 日勝館(湯沢市)

≪　入浴速報：湯ノ沢温泉　日勝館　秋田県湯沢市　≫
　　　　　　　　　　　　　　  【宮城・岩手・秋田温泉探査2020　 2020.10.05】

2020年秋田県温泉探査では温泉評論家ｉ氏から是非立寄るようにとのアドバイスで
今回訪湯が実現した。 湯沢市の山間の温泉宿。今まで湯沢市に来て此処を見逃して
いたのは何故だろう。 湯ノ沢という何処にでもありそうな名前が訪問済みと勘違い。

【Data】単純温泉　40.5℃   PH9.3 　   源泉：湯ノ沢温泉（源泉入湯1,101湯目)

感想：建物は小奇麗にリニュアルされて、安定した温泉経営が感じられる。そして、
　　　浴室は総ヒバ造り、お湯は人肌＋α、超アルカリ度のぬるぬる源泉が優しい。

湯守技：映像では見づらいがお湯の掛流し方が工夫されている。左側の縁が均等に
　　　空間(四角い穴}が開けられ、そこから浴槽全体に源泉が流れる様にしている。　

瀬美温泉 夢の湯 (北上市)

≪　入浴速報：瀬美温泉　夢の湯　 (北上市和賀町夏油高原温泉郷)　≫
　　　　　　　　　　　　　　【宮城・岩手・秋田温泉探査2020　 2020.10 .05】

13年振りの瀬美温泉は、コロナ旋風下、元気で営業していた。平日昼の訪湯だった
ので閑散としていたが、名湯には変わりはない。しかし、コロナの影響で名物露天
風呂は三密を防止するため閉鎖であったが、理由は営業の負荷軽減であると感じた。

【DATA】単純温泉　42.5℃　PH8.8　源泉：夢の湯（瀬美温泉)
　　　　  ラドン（RN)　4.10×10－10乗キュリー・ラドン/kg（1.13マッヘ）

(↘13年前の記録)
瀬美温泉に着いた頃はもう日が暮れ、闇の中であった。温泉探査は夜リスクがある。
それは撮影が出来ない事だ。フラッシュは浴室では禁物だ。湯気が過剰に反応する。
しかし、折角の名湯は入らずには居られない。ここは露天風呂が大きく素晴らしい。

湯明かりを頼りに入る。丁度親子連れ、毎年正月、家族で此処の湯に宿るんだとか
羨ましい！女の子が小生の防水カメラを珍しがってポーズを決めた。一時この親子
と露天風呂を楽しむ。温泉はこのように家庭の温かさを保ち、一層絆を結ぶ場所だ。

夏油元湯 真湯（北上市)

≪　入浴速報：夏油高原温泉郷　夏油温泉　元湯夏油　真湯　≫
　　　　　　　　　　　　　　　  【宮城・岩手・秋田温泉探査2020　 2020.10.06】
夏油温泉にやって来た。晩秋の一日。沢沿いの露天風呂群をタオルを片手に巡る喜び。
夏油温泉には７つ源泉湯船がある。映像はその中の一つ代表的な露天｢真湯｣の湯景観。
温泉って楽しいな～と思う瞬間。もし桃源郷があるなら恐らくこの様な場所だろうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（映像：2006.10）

【Data】含塩化土類－食塩泉  55.1℃ ｐｈ6.4  2.06×10の10乗Rn 源泉：真湯(元湯夏油)
　　　　  他源泉風呂･･･大湯、滝の湯、疝気の湯、女(目)の湯、白猿の湯、小天狗の湯

参考：本物の名湯ベスト１００ （講談社現代新書：石川理夫著）‐66位 夏油温泉
学術：日本温泉地域資産NO.29夏油温の石灰花ドームと泉源露天風呂群(日本温泉地域学会編）　

蒸ノ湯温泉 野天風呂 (秋田県)

八幡平中腹に湧く温泉、八幡平トレッキングで疲れた躰を癒すには絶好である
此処の魅力は何といっても露天風呂群。湧出る源泉と八幡平の紅葉・岩肌を眺
めての入浴は身も心も癒される。旅館の向側に男女別、混浴の３つの野天風呂。

その昔北投石こそないが現代の玉川温泉程の賑わいがあった。十数棟の湯小屋
が立並ぶ湯治村だったとは･･･今はその面影もない。蒸気風呂から『ふけの湯』
と言われた。今は、ただただ自然と向い合う静寂な一軒宿と噴気群があるのみ。

【Data】　単純酸性泉　79.8℃　pH5.8　 源泉：熊の湯（野天）

参考：本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)-13位秋田八幡平温泉郷
学術：日本温泉地域自然資産NO.16 蒸の湯温泉の噴気地帯（日本温泉地域学会編）

打当温泉（秋田県 阿仁町)

入浴速報：秋田県花の百名山森吉山トレッキング後入浴の打当温泉(’20.10.17)

山岳トレッキングの為、秋田県阿仁町を訪問。朝から森吉山をトレッキ
ング後、下山し、森吉山の麓に湧く名湯打当温泉マタギの湯で汗を流す。

秋田県はマタギの郷、阿仁町の奥地雪深い山郷にひっそり沸く打当温泉。
森吉山周辺の温泉の無い地区、巨大ダムが完成し、マタギテーマパーク。
トレッキングで疲れた躰を山の出で湯が包む。熊の湯口がなんとも面白。

【DATA】含塩化土類ー食塩泉　56.5 度　PH7.0  源泉名：打当温泉２号
　　　特色：微黄色味透明/微濁、微金気臭 、薄金気味塩味 (入湯２回目）

参照＃①山岳/渓谷トレッキング(湯煙り)紀行  ②道の駅仮眠時の利用温泉

大葛温泉町民浴場 (大館市)

≪入浴速報：東北名湯湯巡里地　大葛温泉町民浴場(秋田県大館市比内町)2020.10.16≫

コロナ撲滅祈願連続山岳トレッキングは㉙森吉山トレッキングを迎える事
となった。ターゲット森吉山に向かう途中、山岳トレッキング前浄め温泉
として秋田県大館市比内山間集落にある大葛温泉に入湯。久し振りの出湯。

感想：床に十和田石が敷き詰められ石独特の肌触りが心地よい近所(中野地
　　　域の南側｢泣きっ面山｣)の採石場から産出。地元っ子は中野石と呼ぶ。
【Data】含芒硝ー石膏泉　42.6℃ PH8.91 源泉：大葛温泉(２、4号混合泉）

計測：湯口44.5℃、湯殿43.9℃(やや熱いが、流石に源泉100%全く熱さを
　　　感じないしかし気持ちいいからと長湯は禁物。この湯で倒れる人頻発）
入浴法：名湯は腹八分目、額に汗が滲むと 湯船から出て体を休めてまた入る
　　　　反復浴が理想てきである。(入湯３回目）

田沢湖高原温泉ホテルニュースカイ（秋田県）

　　　　　　　　　　　　   　　　　　　　【岩手県・秋田県初冬探査紀行　2019.11.10】
　映像：水沢温泉郷の一隅、田沢湖高原温泉ホテルニュースカイの湯殿(源泉入湯1,086湯目）

　久し振りに秋田乳頭温泉郷の手前の水沢温泉郷（田沢湖高原温泉）に宿泊。今日は初めて
　の宿「田沢湖高原温泉ホテルニュースカイ」だ。乳頭温泉郷の湯巡りの楽しみとは一味違
　う。晩秋の岩手・秋田路の一泊。湯元水沢温泉と同じ源泉使用だが全く別の湯趣であった。

【DATA】含石膏ー重曹硫化水素泉  58.6℃   PH6.6　 源泉：水沢温泉(混合泉) 　 自然湧出

　計上：筆者は基本同一源泉の入湯はカウントしないが、水沢温泉の様に全く同じ源泉でも
　　　　湯造り、湯殿など別物の味わいがある場合、新たな湯趣を鑑み入湯源泉に計上する。

　参照#同じ源泉を使用しているが湯種が全く違う日帰り入浴施設「水沢温泉」

日景温泉（秋田県大館市）

≪入浴速報　日影温泉（秋田県大館市）　2018．８.23　本年2回　≫
映像：全面リニュアルなった秘湯・日影温泉大浴場。露天風呂も男女別設営。

秘湯の宿日景温泉。漸く再開した。日影温泉ファンには長～い３年であった。
思えば、秋田・津軽県境では近隣の「湯の沢温泉郷」の壊滅いらい、唯一の
薬湯秘湯であったが、代替わりした時点で売りに出され閉鎖された。感無量。

【Data】含食塩ー硫黄泉　38.4℃　ＰＨ6.3　源泉：日影の湯１、３混合泉

記録：日帰り入浴料金は500円。これにより、近隣のご住民は矢立温泉に流
　　　れてご老人がのんびりと薬湯に浸かる長閑な景観は見られなくなった。
　　　また宿泊棟奥の風情あるつぼ湯は別料金となり気軽に入れなくなった。

近況：大館市の割烹が取得経営、当初、高額な料金設定であったが現在は収
　　　まりつつある。何れにせよ硫黄臭漂う薬湯秘湯が甦ったことは大きい。

参照＃秋田県 温泉地 データ・ベース

湯ノ花温泉 弘法の湯（福島県）

　午後に湯ノ花温泉に到着した。小さな集落のあちこち4か所に共同浴場がある。
　その中で、一番大きく立派なのがこの弘法の湯(共同浴場)。週末の午後という
　こともあり、観光客は勿論、地元入浴者も少ない。此処だけ時間が止まった感。

　【Data】単純温泉　 60.5℃　PH8.2 　源泉：湯の花温泉清滝の湯
　　　
　参考：４ケ所の共同浴場の内、ここだけトイレ、男女別浴室、カランがある。
　参照：本物の名湯ﾍﾞｽﾄ100‐76 湯ノ花温泉（講談社現代新書：石川理夫著）

岩瀬湯本温泉 源泉亭湯口屋(福島県)

映像：岩瀬湯本温泉の湯主的存在の湯口屋旅館の男子浴室

岩瀬湯本温泉中核、軒先に共同浴場を従え庄屋造りの建屋。
玄関の両側に男女の浴室を備えている。正面小上がり階段
の奥の帳場からご主人が顔をだした。湯は優しい掛け流し。

　　【Data】含塩化土類・石膏ー食塩泉 49.2℃  PH6.8  源泉：湯本温泉

二岐温泉 柏屋旅館巌風呂（福島県)

福島県二岐温泉柏屋旅館の看板は「休業」表示だった。今回の探査チームの
リーダーが交渉。女将の快諾を得ての入浴可となった。お取込み中を快く受
け入れてくれた女将に感謝だ。案内され向かったのが自噴源泉の混浴巌風呂。

【Data】石膏泉　45.8℃　ph.8.9 　15.6ℓ/分　　源泉：二岐15号泉

浴感：２~３人も入れば満員の混浴風呂。混浴と言っても実際はカップルが適
　　　当かも。岩壁から染み出る源泉の程良い浴感は貸切でゆっくり寛ぎたい。

志張温泉元湯(秋田八幡平)

里山の渓流沿いにヒッソリとある温泉宿。浴槽は普通の長方形の飾り気
の無いもの。只、ちょっと温めの単純温泉が湧き出る。山間の葉陰に消
える湯気に、流れる音に、五感五肢を委ねて、今日一日の湯情景を辿る。

【Data】含重曹ー単純温泉 45.2℃ PH8.3 　源泉：志張E･B泉（混合）

話題：今日は玉川温泉に通い湯治の男性と一緒になった。湯治で爛れた
　　　皮膚を養生するにはここの温泉が良いと玉川温泉関係者に勧めら
　　　れたとか。男性は前立腺ガン養生で玉川温泉に通っているという。