映像:庭に椿が咲き乱れる浴室、棟方志功の宿としても親しまれる旅館『椿館』
報道速報:浅虫温泉の活性化に向けた取り組みについて、東京の官民ファンド、
地域経済活性化支援機構は、3つの宿泊施設の事業再生を支援すると発表。
・椿館は、当館ゆかりの棟方志功所蔵作品展示ギャラリーを設置充実。
(過去の記録:2018.08.30)
入浴速報:浅虫温泉椿館 椿の湯 本年1回 入湯累積 57回 2018.8.30
何時からかは判然としないが、日帰り入浴が無くなったのは残念だ。
棟方志功の油絵に刻み込まれた文字『海も山も温泉も・・・』何年振りだろう
浅虫温泉に寄る。むつ湾の付け根に湧く温泉郷。縄文の湯といっていいだろう。
棟方志功が逗留し愛して止まなかった『椿館』の湯を宿ご主人は心を砕き守る。
【Data】単純温泉 75℃ pH8.77 源泉:椿の湯(自家源泉井戸1号~9号ブレンド泉)
計測:湯口46℃ 湯船41.5℃ 理想的湯温,優しく身体を包み込む
浴感:湯作りが素晴らしい。志功が目を養生したという。書類上は単純温泉に
分類、後36ミリグラム成分の不足のみでこれは立派な芒硝泉。飲んで良し入
って良し肌に良し、実に身体に優しい名湯( 温泉入浴指導員、温泉鑑定士推薦 )
参照#① 青森市(外ヶ浜地域)温泉紀行
② 棟方志功(世界のムナカタ)探訪紀行
③ 同じく棟方志功画伯が愛した美作三湯の名湯 「奥津温泉 奥津荘」
入浴速報 :嶽温泉 小島旅館【新春名湯・秘湯13湯目 2024.02.26】
本年入湯1回 通算36回
コロナ規制も終わり、山岳&温泉巡りも容易となった。未だ春浅いが
岩木山登山口(岳温泉)の状況確認と、温泉の確認に今回立ち寄った。
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現況:昨年源泉の湯温が下がる大騒ぎの後、初めての利用。小島旅館
は辛うじて温泉利用可能であるが、隣の山のホテルが破産など
江戸時代から続く湯治場は閑散としていたのは寂しいかぎりだ。
計測:浴室湯船の奥右が41℃、左が38℃ (肌計測)ギリギリ提供可能
【Data】含明礬‣緑礬-塩化土類泉 48.2℃ pH2.15
源泉:嶽温泉旅館組合4~5号集湯槽
浴感:岩木山中腹から湧き出る源泉は身体を芯から温めてくれる。秀
峰は外見だけでなく、山全体で血液の様な温泉が人々を癒して
くれる。嶽温泉地域の旅館湯守達の努力によって保たれている。
風景:小島旅館は、嶽温泉郷の昔からの湯治宿。丑湯祭時は三階建て
窓から湯治客が溢れる程だった。老舗旅館が健在なのは嬉しい。
参照# 弘前市(城下町)温泉紀行
入浴速報:湯段温泉 ゆだんの宿(弘前市)2024.2.26 累積入湯12回
動画:instagram(フォロー申請必)
嶽温泉と対照的な湯勢を示すのが、湯段温泉だ。嶽温泉から岩木山
の裾野を下ることおよそ1㌔山里いで湯という雰囲気で肌に優しい。
【Data】含食塩・土類‐重曹泉 44.4℃ pH7.2 源泉:湯段温泉組合6号泉
計測:湯口41.5℃ 湯船40℃
近況:この旅館の縁戚で筆者が大好きだった長兵衛旅館は跡形も無い。
久し振りに女将の顔を見た。相変わらずの明るさ、昨日は日曜
で、26人の日帰り客だったそうだ。今日は筆者の他休憩一組
忘物:帰宅して帽子を忘れた事に気付いた。電話したら女将の元気良
い声で「帽子わすれダベー」と言われ、来月回収予定となった。
参照#① 長兵衛旅館の湯船(忘れじの温泉)
② 弘前市(城下町)温泉探査紀行
入浴速報ドバドバの湯景観2022.08.06撮影 (通算 15 回目2024.2.22入湯)
およそ一年と六ケ月振りの入湯。上北地方に頻繁に通っていた頃と違いなか
なか足が向かず気になっていた温泉。すもも沢温泉から梯子で入浴。湯温が
低いので梯子湯も苦にならない。相変わらずの温い湯計測値38℃ギリギリ。
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2024.2.22の温泉景観
鉄道の音、車軋の音、湯の落音、肌ヌルヌル、心ゆるゆる ・・今日も癒された。
【Data】単純温泉 44.5℃(H25年38.2℃ 元年38.5℃) pH8.94 源泉:中久根下泉
KEY : 源泉掛流、美肌湯(アルカリ性)、自動台秤、大浴槽、ローカル線駅前
料金:250円
参照# ①青森県の公衆浴場(民間経営)厳選集 ②小川原駅(青い森鉄道)
③同じくぬる~い温泉:出湯温泉華報寺共同浴場
④東北町(湖畔湯里)温泉紀行
入浴速報:中泊町 湯らぱーく(中泊町総合福祉健康センター 2024.2.21)
青森県で一番新しい最新式の温泉施設を訪問。公共ならではの豪華な浴室であった。
中泊町は旧中里町と旧小泊町が合併して出来た町、中里地域に建設された温泉施設。
さすが公共の建築物、全てが輝いていた、ここの町長は県庁時代の知り合いだった。
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【Data】 食塩泉 53.9℃ PH8.0 源泉:亀山源泉
(源泉入湯:1,217湯目)
浴感:今回利用は、大浴場では無く、貸切風呂。一時間はアッという間に過ぎた。
こんど利用時は二時間をセッティングしようと思う。何もかもピッカピカ
記録:総工費26億円、入浴料400円、貸切A風呂1500円、B風呂1000円(一時間)
参照#津軽(田園いで湯)温泉紀行
入浴速報:新岩木温泉(温泉旅館中野 百沢温泉郷 2024.02.07 ) 入湯回数5回
映像:温泉旅館中野の源泉が掛け流しされているひょうたん型湯殿
およそ五か月振りの訪湯。岩木山神社の御初参り後の仕舞湯として利用。今回の訪湯
も、本施設は名湯であると再認識するもの、湯殿底も綺麗に掃除されて気持ちが良い。
今回、浴室湯殿の状況を観察し、格段に改善されたことを確認。素晴らしい湯である。
【Data】含土類−重曹泉 49.4℃ pH6.9 白緑黄色(薄みそ汁) 源泉:新岩木温泉
(ナトリウム・マグネシウム・カルシウム‐炭酸水素塩・塩化物泉)
湯感:所謂山岳系の名湯といって良いだろう。 色・味・匂いの温泉三要素が備わる。
参照#①百沢温泉郷で最初に温泉井戸を掘削した「湯元山陽」
②百沢温泉郷で二番目に温泉井戸を掘った「岩木温泉」
③弘前市(城下町)温泉紀行
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入浴速報:古牧温泉 元湯(青森県 星野リゾート 青森屋2024.02.03)
浴感:古牧温泉はその昔ジャングル岩風呂メインの温泉レジャー施設
であった。その陰で、アルカリ性の美肌の湯という温泉の特性
が見過ごされて来たが、今日元湯に入ってシミジミ名湯と感ず。
入湯回数:12回目
(過去の記録:2014.01.31)
三沢市は温泉銭湯が多いところ。中でも古い歴史を持つのが古牧温泉。
一大温泉テーマパークだった時代と違い、今は経営者が変わり、星野
グループ傘下。しかし、日帰り入浴の元湯は以前と変わらない湯情だ。
【Data】単純温泉(アルカリ性) 43.4℃ PH9.1 源泉:古牧温泉
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参照#① 姉妹施設「浮き湯」 ② 青森県 温泉地 探査紀行
Memoir:不老ふ死温泉(新館) じゃらん発表絶景日帰り温泉第一位姉妹施設
映像:新館展望(パノラマ)風呂 by公式HPより引用
温泉達人会の飯出氏と2015年10月22日に入湯。海岸の野天風呂が余りにも
人気・有名なので紹介していないが、今回、じゃらんが人気日帰り温泉第一位
と露天風呂を発表したので全く違う源泉の新館展望風呂を公開することとした。
【Data】含鉄ー食塩泉(強) 53.9℃ PH6.68 源泉:黄金崎不老不死温泉
(入湯源泉計上 1,211湯目)
参照#①不老ふ死温泉海岸野天風呂 ②白神山地(世界自然遺産)温泉紀行
映像:温泉達人が選んだ2015青森県ベスト10-1 古遠部温泉の湯船(2015年8月撮影)
入浴速報:2024年新年ベスト5名湯・秘湯の4番湯入湯、一年振り訪湯 2024.1.23
フロントには管理人の息子さんが立っていた。親子で管理しているという。
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【Data】含土類・石膏-食塩泉 43.6 pH6.28 源泉:古遠部2号源泉 通算21回
※現在は、日帰り(400円)と素泊(6650円)限定で営業している。
選定:「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」選考審査委員会:2012「日本の小宿」
参照#① 古遠部温泉名物「トド寝」の様子 ② 平川市(湯の郷)温泉紀行
(過去の記録:2023.11.29)
温泉資産ともいえる古遠部温泉は愛好家の手で見事に営業継続がなされた。本施設は
2023 年7月から営業を休止の予定だったが、新しい運営者がリレーして、8月から
は新しい経営者、新しい湯守の陣構えで営業継承となった (2023.11.25東奥日報)
(過去の記録:2023.01.15)
古遠部温泉の社長から電話が入った。「心身ともに疲れた、温泉経営に限界を感じる」
との悲痛な内容であった。取り合えず、温泉仲間の飯出敏夫氏と陣中見舞いを行った。
相変わらずの社長であったが、首にはコルセット、右手には包帯、転んであちこち痛
むとかで正に満身創痍の温泉経営であった。それでも日本の秘湯は滾々と湧いていた。
観察:古遠部温泉の社長の努力は限界に近いが、スタッフはやる気満々。ここは社長
の新たな温泉経営の仕方を決断してもらうしかないと感じた次第。継続を願う。
(過去の記録:2018.08.23)
筆者の知人である温泉紀行ライター・温泉達人飯出氏と青森県のデリシャスな温泉宿
を訪ねる。その最初の訪問施設(宿泊)がここ古遠部温泉である。独特な風貌ながら、
日本のお宿に沢山のファンを持つ飯出氏の適確な温泉地評価に学ぶべきこと多々有り。
参照#飯出敏夫 (温泉百名山)
入浴速報:西浜街道‣‣・温泉探査・鰺ヶ沢温泉 水軍の宿(鰺ヶ沢町 2023.11.21)
凡そ二年二か月振りの入浴、この日は晩秋の名物となった深浦町北金ヶ崎の大銀杏
の木を鑑賞後仕舞湯として利用。この地帯、交通事情が激変して、帰路は自宅まで
二時間の範囲となった。一昔前は深浦と言えば三時間が常識だった。入浴料480円。
【Data】含石膏ー強塩泉 53.6℃ PH7.5 200ℓ/分 源泉:鰺ヶ沢温泉(入湯9回目)
浴感:浴室はややくたびれた感がするが、湯口から注がれる湯は泉温が6度程下っ
たがまぎれもなく古代化石由来の強塩泉であった。値上がりは止もうえない。
参照#白神山地(世界遺産)温泉紀行
入浴速報:斗南温泉 美心の湯 【山岳トレッキング 釜臥山 2023年11月03日】
映像:斗南温泉露天風呂から先ほど登った釜臥山(左上)が夕映えに綺麗だった。
およそ七ヶ月振りの入浴。釜臥山トレッキング仕舞湯とし利用。むつ市内では
貴重な公衆浴場。むつグランドホテルの構内にあり「美人の湯」がうたい文句。
源泉はややモールがかったアルカリ泉でうたい文句通りのものだったが、公衆
浴場なので普通の湯だった。しかし2011年に全面建て替え、露天風呂が源泉掛
流しとなり、釜臥山・大湊湾を眺めながらの、素晴らしい景観湯となっている。
【Data】単純温泉 40.1℃ PH8.1 源泉:下道温泉 入湯4回目
記録:ホテル内の敷地にある。料金700円 (土日)は仕舞湯としてチト高いかも
参照:①下北半島(ジオパーク)温泉紀行 ②青森県の温泉公衆浴場 厳選集
入浴速報:極湯極湯 下風呂温泉 まるほん旅館 青森県下北半島 2023.11.02
二年と十カ月振りの入浴。筆者の研究会発祥の温泉地。仲間の女将も若女将から
大女将と年月を感じる。海峡の温泉地ならではの風情は変わらないが、後継者難
がこの温泉地にも及んでいる。今日は、その取材も兼ねて、宿泊・入湯となった。
【Data】含石膏ー食塩硫化水素泉 64℃ pH2.19 源泉:大湯一号泉
浴感:脱衣場から狭い階段を降りて行くと乳白色硫化水素泉が満たされた桝湯が
待っていた。やや熱め浸かってしまえば満足度100%。「嗚呼、湯が滲みる」
( ⇩過去の記録:2021.01.19 )
2021年の三番湯は、温泉地活性化研究会の発祥の地、下風呂温泉の 大湯一号泉。
今年も、大女将が好きな「津軽のりんご」を手土産に下北路を下風呂目指して北上、
凡そ一年振りに訪れた「まるほん旅館」は女将が笑顔で出迎えてくれた。大女将も
元気だ。母娘が経営する小宿は若女将の人気で支えられている。勿論、下風呂温
泉の名湯・大湯がベースなのだが、心尽くしの海鮮料理にも癒される。温泉天国。
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫)-89 位下風呂温泉
記録:NHK普段着の温泉 第一回放映温泉地(平成十年)
参照#①共同浴場「大湯」 ②共同浴場「新湯」 ③下風呂温泉街景観 ④幻鉄道足湯
⑤論考「下風呂温泉における共同浴場施設の建て替えと課題」(日本温泉地域学会)
⑥「ようこそ癒しと健康の里へ」下風呂温泉まるほん旅館 ⑦癒しと健康料理
インスタ#非公開なので閲覧にはフォロー申請が必要 ➡
下北半島超秘湯 薬研温泉 晃山楼(旧古畑旅館 2023.07.20 温泉達人入湯確認)
下北半島の超秘湯と言えば、とかくかっぱの湯、隠れかっぱの湯などを思い起すが、
薬研温泉の湯守宿古畑旅館が下北半島の秘湯の宿である。総ヒバの湯船にサラサラ
源泉が注がれる贅沢。とかくスルーされがちな単純温泉の魅力が十分に活かされる。
【Data】単純温泉 47.7℃ PH7.5 源泉:薬研1号泉 溶存物質計0.636g
由縁:薬研温泉の珍しい温泉地名は戦国時代の落武者が発見したと伝えられ、湯口が
漢方薬「薬研台」に似ている事からの伝承。湯守の宿「古畑旅館」の一角には社
も有り、恐らく、薬草などを採取の落武者か修験者が先祖なのかと推測。一方、
奥薬研「かっぱの湯」は恐山開祖円仁の発見とされるが発見は所縁修験者と推測。
記録:2015年12月5日で創業(開湯)350年の古畑旅館が歴史を閉じた。その後地元
福祉関連企業の買収を経て、旅館「晃山楼」として再生。日帰り入浴を再開した。
現況: 4月下旬 ~ 10月は無休 土日祝日 10:00 ~ 17:00 平日10:00 ~ 15:00
11月 ~ 4月中旬は冬季休業
参照#①青森県公衆浴場(民間)厳選集 ②下北半島(ジオパーク)温泉探査紀行
入浴速報:青い森名湯巡里 雲谷温泉(青森市)2023.07.17通算9回目
映像:雲谷温泉の浴室、奥の小さい仕切りが掛流し42℃と気持ち良い。
しかし、老朽化が激しく何時廃業してもおかしくない、今の内に是非。
一か月ぶりの入浴。八甲田山トレッキングの仕舞湯として利用。昔は
八甲田登山のあとは酸ヶ湯千人風呂と決まっていたが、料金高騰と、
ゆっくり入浴を楽しめなくなってしまい、最近は雲谷温泉を利用する。
【Data】単純温泉 38.8℃(0.5ダウン) PH9.23 源泉:雲谷温泉
記録:4℃加温、消毒(無機系高度サラシ粉一日コップ一杯使用)、料金が350円
と値下げ (2022.12.04時は400円だった)
参照#青森市(縄文の街)温泉紀行
(2013年記録)
青森市郊外の八甲田山寄りにある温泉。施設はやや古い。雲谷周辺で
古くからの温泉施設である。泉温は38.8℃と温泉好きには理想なので
あるが、青森市内の人々は熱い湯が好みなので沸かして提供している。
リニューアル再掲 ふれあい温泉川内 【 むつ市川内町 2023.02,25 】
映像:温泉は不思議。近年のふれあい温泉は薄濁り、2009年はご覧の通り見事な色彩。
今回、画像を整理して、この鮮やかなエメラルドグリーンを紹介したく再掲す。
(過去の記録:縫道石山Ⅱトレッキング2021.11.20)
今回は下北半島のど真ん中、目指すはゴリラの頭の様な眺望の縫道石山。二週間振り
の山行。二週間振りとなると足はやや鈍っているので中くらいの山を選んだ。勿論、
当日下北半島は晴れ後曇りを確認しての決行。そして上がり湯は近場のふれあい温泉。
湯感:凡そ七年五ケ月振りの入湯。施設は老朽化していたが源泉掛け流しの公共の湯
は変わりない。変化があるとすれば、熱い湯(44~5℃)が温い湯より温かった
ぐらい。寧ろ、温い湯が熱めなのはこの施設の湯管理の難しさを物語っている。
【Data】含石膏・芒硝泉51.9℃ PH7.76 源泉:和白温泉(湯の色はマンガン、鉄分が酸化化合)
入湯累積13回目
参照#①下北半島公衆浴場厳選集 ②青森県の共同・公衆浴場(公共)厳選集
③同じ湯面を呈している新潟県の名湯:月岡温泉共同浴場「美人の湯」