日勝峠から国道274号線を西南に走り、平取町に至る。長閑な
農道をのんびり走っていたら、廃校敷地になにやら妖しい影
近づくとヒバの木がまるでトトロの様にデコレートされていた。
参考:右側のバックネットの大きさからこの木の巨大さが解る
参照#となりのトトロ(スタジオジブリ:東宝)
日本最東端の露天風呂?これ以上は知床突端にもう道路はない。最終目的地だ。世界遺産
知床半島を体感しようという目論みは十分達成できた。地球の奇跡、地球の恵み『温泉』。
ウトロ、カムイワッカ、岩尾別、熊の湯、セセキそして相泊の5つ。知床秘湯は個性ある。
此処、相泊の湯は毎年7月から小屋の覆いを建て男女別に入れるが、9月中旬に解体し国後
が眼前に見える自然の混浴に戻り、岩の間から湧く濃い目の食塩泉が旅人を暖かく迎えて
くれる筈。この先は人家もなく、昆布、ウニ漁などの番小屋が在るのみ。正しく秘境の地。
【DATA】食塩泉 44.5℃ pH5.8 源泉:相泊温泉
記録:2016年5月8日は記念すべき日となった。本ブログ訪問者数が延べ50万人に達した。
2006年4月から開始して10年1ヶ月目。
今回の知床探訪ではマッカウス洞窟での「ヒカリゴケ」鑑賞はできなかった。
しかしどうしても嘗て観た妖しい閃きを鑑賞したく羅臼町内を探索した結果
、保存の為に育苗している施設を発見。この映像がそれだ! 再会した妖光。
分類:マゴケ(門・綱・亜綱)・シッポゴケ・ヒカリゴケ(科・属・種) 漢字:光苔
花言葉:母性愛 、信頼、 孤独 、物思い
記録記録:羅臼町役場の観光課に突入しヒカリゴケの状況を確認。そしたら、
役場が、ヒカリゴケ保存の意味を含めて育苗・公開している施設が
あると言う。施設は廃校を利用した文化施設だった。担当の説明を
聞き、かなり海岸線を走って漸く辿り着き撮影した貴重な映像資料。
ひかり苔の洞窟は閉鎖されていた。理由は岩壁剥離の危険からであった。
この洞窟は先ほどの森繁翁像の道路向かい側にある。実はいつの間にか
この危険地帯を迂回するトンネルが出来ていて場所を見失ったのである。
映像:昭和・平成の偉大な映画俳優「森繁久彌」銅像
知床半島といえば知床旅情(歌)、そしてこの歌を作った森繁久彌。
2009年に永眠し、死後国民栄誉賞を追贈されたのは記憶に新しい。
この像は今回知床半島周遊で発見。以前からあったかは記憶にない。