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   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

ショパン「プレリュード第7番」にトライ!!

2011年06月08日 | 音楽
NHKで放送されていたピアノのレッスンの番組を見て教本を購入したのは、もうずいぶん前のこと。(2010年10月21日のブログ)





購入して7か月後の5月27日、やっとこの教本が日の目を見ました。

「この曲(ショパンの「プレリュード第7番」)だけ弾けるようになりたい。」と言っていた彼が、ついに一日10分程度のレッスンを始めたのです。


ショパンの「プレリュード第7番」といっても、初心者でも弾けるように簡単なものにアレンジしてあります。

オリジナルはイ長調ですが、ハ長調に移調されていますので、ほとんどシャープがありません。




「まず右手のメロディを弾こう!!」と、チャレンジが始まりました。

「これは簡単だから、ピアノを弾いたことのない彼にもすぐに弾けるようになるだろう。」と思っていましたが、なかなかそうは問屋が卸しません。

パソコンのキーボードを打つ時、私はしばしばタッチタイピングを彼に勧めているのですが、あくまでも自己流を堅持している彼は、右手の中指を使うことがほとんどないらしく、その習慣からでしょうか、ピアノを弾く時も中指がスムーズに動きません。


指使いも教本通りにはなかなかできないし、リズム感もだめだし、違う鍵盤をおさえるし、難行苦行というか、悪戦苦闘というか、四苦八苦というか、奮戦努力というか、大変そうでした。

しかし、毎日の練習の成果は徐々に出てきて、6月6日には右手の主旋律はほぼ完璧に弾けるようになりました。

「ここは…した方がいい。」・「すばらしい!!」・「指使いが違ってる。」・「できたね!!」・「ここのリズムは…。」・「今のリズムはばっちりだった。」・「ノーミスだわ!!」…と、何度も何度も励ましの言葉かけをした私でした。




次は右手の和音にチャレンジです。

親指を追加して和音を作るだけなのですが、同時に二つの鍵盤をおさえるということがもしかしたら彼には難しいことなのかもしれません。



数か月後の完成を目指して、まだまだ苦闘の日々が続きます。



彼がピアノのレッスンを始めたことを息子にmailで知らせたところ、
「わたしは、あの人は根気がないと思ってます。なので、あまり期待はしてませんが、頑張っていただきたい。」
という返信がありました。

ああ、そういえば、息子から「根気がない人」と評される事実が十数年前にあったことを思い出しました。

次回の経過報告のブログタイトルが、「ショパン『プレリュード第7番』にトライしたものの…」にならなければいいのですが…。

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