Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

フキの佃煮 人の数だけ人生がある

2019年05月19日 | 人生・幸せ・老い・お付き合い
私はフキの佃煮が好きです。
友人の庭からもらったフキで、今年も佃煮を作りました。


台所で、フキのすじを取って、切って、茹でて…。





あ、窓の外でトラックの音。

見ると、引っ越しの○○○のトラックです。

ああ、そういえば、今日はご近所の○○さんの引っ越しの日です。

私がフキの佃煮を切っている間に、搬出を終えたトラックは出て行きました。

○○さんちは今日は大忙しの一日だろうなぁ。新居でも搬入が大変だろうなぁ。



窓からは、中学校の体育祭の音が聞こえてきました。

例年より、音が大きくないなぁ。

中学生のはじける若さ、観客として来校している親の嬉しそうな顔…いろんなことを想像します。



そうこうしていると、ベランダ側の窓からは野焼きの臭い。

ああ、洗濯物に臭いが付く。事前に今日が野焼きの日だとわかっていたら、洗濯物は室内に取り込んでおいたのに。




4cmに切ったフキは、10分ほど熱湯で茹でてあく抜きをして、水にさらします。


ここで、私はちょっと休憩。


水からざるにあげて水気を切ります  

そして、煮て、できあがり!!  



こうやって私がフキの佃煮を作っている間に、引っ越しをする人、お仕事に行く人、新しい恋人とシュノーケリングをしている人、新生姜の甘酢漬けを作っている人、MRI検査を受けている人、体操をしている人、ブログを書いている人、オケの練習に行っている人、家探しをしている人、婚活に参加している人、彼女の家に挨拶に行っている人もいるだろう…などと、当然のことながら、どの瞬間も、人はそれぞれの場所で、その人なりに生きているってことなんだなぁと思いました。









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